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BOSSの21世紀を振り返る! Part.3 〜2003-2005年〜


大きな変革を行いこれまでとはまた違った姿を見せつつある、世界的なエフェクターブランド、BOSS。その21世紀を振り返る特集。Part.1の2001年前回の2002年に続き、今回は2003年から2005年あたりを一気に見てみたいと思います。2001年に明らかなデジタル転向を見せ、時代の動きに食らいつく姿勢を明確にしたBOSS。2002年はその流れをさらに発展させる流れが見えました。
2003年はどうだったでしょうか。振り返ってみましょう。

  • 2003年

2003年は、現行モデルとして継続販売されているモデルもしっかり発売されています。

BOSS OC-3 Super Octave

まずはこちら。オクターブエフェクトです。デジタルの優位性であるピッチトラッキングの強みを生かしたモデルで、現在も定番オクターバーとして人気のモデルです。Direct Level、Oct1 Levelで原音とオクターブ下の音色のバランスを調整。そして右端のMODEロータリースイッチでPOLY/OCT2/DRIVEのモードを切替。右から2番目のノブで、POLYモードではレンジ、OCT2の場合はそのレベル、DRIVEの場合は歪みをコントロールすることができます。
ギターとベース、それぞれに合わせたインプットがあり、アウトプットはモノラルアウトと、ダイレクトアウトを個別に用意して、ステレオでの使用も想定されています。
サンプルムービー
 

BOSS DD-20 Digital Delay "Giga Delay"

そしてこちら。デジタルに力を入れ、ツインペダルシリーズを作り始めてから、最も定番化したモデルと言えるのではないでしょうか。
現在では多くのモデルが発売され、様々なプレイヤーが使用する多機能ディレイペダル(現行定番モデル)。その中でも初期に発売され、ロングセラーとなっているモデルです。時期を考えれば、Line6 DL4に対抗するモデルと言えると思います。
11種類のディレイモードを搭載し、最大23秒のディレイタイムに対応。タップテンポや4種類のプリセット保存にも対応し、サンプリングループ機能も搭載しています。また、現行モデルとしてはDD-6で採用され、DD-7には残らなかったワープディレイを使えるモデルとなっています。
サンプルムービー
 

BOSS ME-50 Guitar Multiple Effects


ここからは生産完了となったモデルです。このペダルもけっこう長いこと発売されていたマルチエフェクターですね。それまでのMEシリーズから、より現代的なMEシリーズに変更されたモデルです。コンパクトエフェクターライクな操作感を意識したモデルで、前作のME-33(http://d.hatena.ne.jp/toy_love/20140920/1411225269title=Part.1]参照)の大型LCD搭載モデルと比べるとシンプルな操作感を持ったモデルとなっています。
現行モデルのME-80を見ても、デザインが継承されているのが分かります。
 

BOSS GS-10 Guitar Effects System with USB Audio Interface


時代の流れを感じることの出来るモデルです。USBオーディオインターフェイスが一般化し、Pro ToolsをはじめとするDAWを多くのユーザーが使い始め、DTMという言葉も一般的となったことを受けて作られたデスクトップモデルです。モデル名の通り、マルチエフェクターのUSBオーディオインターフェイスを搭載。PCで操作することを前提としたモデルです。前年の2002年にはLine6がPOD Xtを発売。世界中のギタリストが卓上マルチエフェクター/アンプシミュレータを使うようになったことを受けてのものかもしれません。ただ、その後の明暗ははっきりと分かれてしまいました。
長らく後継機も出ていませんでしたが、あえていえばGT-001が後継機種と言えるかと思います。
サンプルムービー
 

  • 2004年

続いて2004年です。2001年、2002年と続き、2003年はさらにデジタルならではの熟成が進んだ時期だったと言えるかも知れません。デジタルの強みを生かしたモデル、多機能ディレイ、コンパクトエフェクターライクな操作感のマルチエフェクト、そしてマルチエフェクトにUSBオーディオインターフェイスの搭載など、現代の一般的なデジタルエフェクトの基礎ができあがりつつありました。
では2004年はどうでしょうか。

BOSS SYB-5 Bass Synthsizer

BOSS / SYB-5 Bass Synthesizer【立川店】

BOSS / SYB-5 Bass Synthesizer【立川店】
価格:15,120円(税込、送料別)

ベース用のシンセサイザーペダルです。2003年のOC-3同様、デジタルの強みを生かしたモデルですね。
EFFECT/DIRECTの2軸コントロール、FREQ/RESの2軸コントロール、DECAY/RATEコントロール(モードによりどちらかのコントロールとなります)、そして11種類の波形モード切替を搭載。エクスプレッションペダル端子や、ステレオアウトなどこのサイズでは驚異的な機能性を実現しています。
サンプルムービー
 

BOSS RC-20XL Phrase Recorder "LOOP STATION"


ここからが生産完了モデル。このRC-20XLは長らく発売されていたモデルです。基本的には2001年発売のRC-20と同じですが、フレーズが5分30秒から16分へと大幅に拡張され、アンドゥ、リドゥ、全トラックでのワンショット再生選択、3モードのストップモード、外部フットスイッチ機能の拡張、ガイド音色を4から8種類に強化というアップデートが施されています。3年間でデジタル技術やメモリーの容量などが大きくアップしたことが分かります。もちろん、現在のRC-30は、さらに別次元の進化を遂げています。
サンプルムービー
 

BOSS ME-50B Bass Multible Effects


2003年発売のME-50の、ベースバージョンです。
イントロダクションムービー
 

BOSS GT-8 Guitar Effects Processor


BOSSマルチエフェクター最高峰、GTシリーズの新モデルです。2001年に発売されたGT-6のバージョンアップです。
エフェクトループを装備したり、USB-MIDI対応でPCから操作ができたりしますが、まだUSB端子は装備されていません。前年の2003年、Line6がPOD Xt LiveでフロアタイプのPODを発売し、そちらは当たり前のようにUSBが付いていたことを考えると、この時点でもまだ、デジタルの機能性では一歩遅れていたのかもしれません。ただ、当時のLine6はまさに最先端でしたので、そこから一歩遅れていたからと言っても、それ自体は仕方ないのかも知れません。GT-6よりも長い間発売され、ロングセラーモデルとなったマルチエフェクターです。USBはともかく、音色の面ではPODシリーズとまっこうから渡り合った名作です。
サンプルムービー
 

  • 2005年

そして2005年。2003年、2004年と、デジタルエフェクトの開発に力を入れていたBOSSは、各年1台ずつ、OC-3とSYB-5というコンパクトペダルを発売していました。BOSSの新作コンパクト、それも歪み系を望む声は多かったと思いますが、2005年になると、遂にBOSSはコンパクトシリーズを発売しなくなりました。

BOSS RT-20 Rotary Sound Processor "ROTARY ENSEMBLE"

こちらは現行モデルですね。ロータリースピーカーのサウンドのシミュレーターとしては現在も定番モデルです。視覚的にロータリースピーカーの動きを表示するインジケータなど、個性的な外観と音色で知られるモデルです。
モデル名の「ENSEMBLE」に、このペダルの自信が表れているように感じます。実際ロングセラーを続けている名モデルですね。
サンプルムービー
 

BOSS GT-Pro Guitar Effects Processor


そしてこちらは生産完了。GT-8の機能を元に、さらなる拡張性を実現したラックモデルです。実は現時点では最後のBOSSラックモデルでもあります。USB端子も搭載し、多彩な使い方に対応しました。
Line6が現在でもPOD HD Pro Xというモデルを発売し、またKemper Profiling RackAVID Eleven RackFractal Audio Axe-Fxシリーズなどが評価されているのを考えると、今後のBOSSがラックモデルをどう考えているのかは興味深いですね。
 
というわけで、2003〜2005年まで、3年間のBOSSをまとめて振り返ってみました。
この間発売したのは10機種。うちコンパクトペダルが2つ、ツインペダルシリーズが3機種、そしてマルチエフェクトが5機種と、明らかにマルチエフェクターの開発をすすめていたことが分かります。Line6への対抗姿勢がさらに明確になっていったのがよく分かりますし、実際特にGTシリーズはPODと並べて語られるようになっていたことを考えれば、これは1つの方向として正解だったのかも知れません。しかし、やはりコンパクトペダルの少なさは気になりますね。それがどうなったのかは、また2006年以降を見てみたいと思います。
Part.4へ続く
 
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