新しいエフェクターブランドが日本に入ってきました。
この「F-Pedals」というブランドは、アメリカ、LAに本拠を置くブランドで、イタリア出身のミュージシャン/プロデューサー、フランチェスコ・ソンデーリが主宰するブランドです。
現在、エフェクトとしては2種類のミニペダルをラインナップしています。その2つのペダルは、Led Zeppelin IIやKISS ALIVE!などを手がけた伝説的なレコーディングエンジニア、エディ・クレイマーが監修しています。それぞれ見て見ましょう。
F-Pedals Edstortion Lite
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コントロールは、Level、Tone、そして大きなDistortionノブ、およびMOD1〜3の3モードスイッチを搭載しています。スイッチはクリッピング切替で、MOD1はダイオードクリッピングによるハードなドライブ、MOD2はLEDクリッピングによるハイダイナミクスでバイト感の強いサウンド、そしてMOD3はゲルマニウムダイオードによるクリーミーで太いサウンドが特徴ということですね。太くクラシカルな歪みを作るペダルです。
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F-Pedals PhazeVibe Lite
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スイッチでは、MOD1でレスリーサウンド、MOD2でナチュラルなワウワウヴァイブ、MOD3でユニヴァイブ的なうねりのあるコーラス〜フェイザーサウンドとなるとのことですね。ミニサイズながらフルアナログ回路となっているとのことです。フォトセルを使っているかどうかは特に公表されていないようなので分かりませんが、アナログ回路ならではの暖かな音色が特徴ということです。
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というわけで、F-Pedalsのペダルでした。
両モデルとも、モデル名に「Lite」が付いています。これは、どちらもアダプタ駆動にしか対応していない、という意味です。では電池駆動するバージョンがあるのか、というと、ありません。
2014年のNAMM SHOWで、F-Pedalsは革新的なシステムを発表しました。「F-Power」と名付けられたそのシステムは、ワイヤレス電源。スマホの充電とかにある、あれですね。専用の「F-Board」を使い、そこに対応するF-Pedalsのペダルを置くことで、配線することなく電源を供給出来るというシステムです。
ただし、F-Boardはまだ完成していない(NAMMで出るかも知れませんが)ようですし、もし完成しても場合によってはPSE法などの関係で日本に入ってくることができるかどうか分かりません。なので、現時点ではこのLiteバージョンのみが日本に正規で入っているという形となっています。
F-Power搭載モデルのイントロダクションムービー
両モデルとも、単にエフェクターとしておもしろそうなだけでなく、さらに今後の展開も注目したいところですね。エフェクターをワイヤレス電源で動かす、これが実現できれば、いろいろな悩みからも解決できることになるかもしれません。面白いブランドです。
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