2016年の新製品を振り返ってまとめるシリーズ今回で完結となります。2016年10〜12月に新製品カテゴリで載せたものの中から、特に話題性の高かったものを載せていきます。Part.1、Part.2、Part.3と同様、モデルによっては発売開始、予約開始、国内取り扱い開始が混ざっています。あくまで日本で新しいものとして出た、というタイミングを重視して載せます。
Animals Pedal Rover Fuzz / Rust Rod Fuzz
NINEVOLT Pedalsの実質的な後継ブランド、Animals Pedalのデビューモデルです。Skreddy Pedalsとのコラボレーションによるファズペダルですね。
Animals Pedal Rover Fuzzはトーンベンダーを基本としたファズペダルです。暖かな60sファズトーン。同時に音がこもることなく、タイトな歯切れの良さも両立するというペダルですね。コントロールはLevel、Attack、Wool。Attackが歪みで、Woolは「基本の音色は変えず、音の密度や厚みを調整」するというコントロールとなっています。
サンプルムービー
Animals Pedal Rust Rod Fuzzはラムズヘッドサウンドを再現したファズペダルです。コントロールはオリジナル同様、Volume、Tone、Sustain。高い次元でラムズヘッドを再現したモデルとなっていて、当時のサウンドを作ることができます。
サンプルムービー
BOSS CP-1X Compressor
イントロダクションムービー
Diezel VH4 PREAMP PEDAL
サンプルムービー
KORG PB-AD Pitchblack Advance
本体の形状はこれまでのモデルを継承しつつ、ディスプレイ形状を一新。レギュラー、ストロボ、ハーフストロボ、ミラーモードの表示モードを選択でき、ストロボモードでは±0.1セントのチューニングにも対応。このストロボモードのみというのがポイントで、ステージではそこまでの精度は不要。ですがイントネーション調整などではより精度をもとめたチューニングが可能、という形になるわけですね。
もちろんトゥルーバイパス。DCアウトも搭載し、他のペダルに電源を供給する際は「電流の急激な変化を抑える回路の搭載や、ソフトウェアでの制御により」ノイズも低減します。
イントロダクションムービー
L' Roch / 9/9 / MAT / Red
人気のエフェクターブランド、Leqtiqueがミニサイズで自身のラインナップを再構築するL'からは一挙4機種登場。
L' RochはRochechouartをベースとしたペダルです。
Vol、Gain、Treble、Low-Cutコントロールを搭載。、ロー〜ミディアムゲインのトランスペアレントオーバードライブペダルで、透明かつハイレスポンス。ミッドレンジは音楽的なサウンドに固定し、上下の帯域を調整することで音を作り出していくモデルとなっています。
高解像度Opamp、LT1498を使用。さらにクリッピングには角の取れたスムースな歪みを作るという1N4150ダイオードを採用。PRP抵抗や、CC抵抗、WIMA MKSシリーズといったRochechouartと同様のパーツはもちろん、さらに国産シルバードマイカコンデンサをシグナルに搭載。よりクリアなトーンを実現。
オリジナルRochechouartのサンプルムービー
L' 9/9はShun Nokina Design初のフルオリジナルディストーションで、Leqtiqueでも発売されている9/9がベース。DMOSFETやハイファイOpamp、LT1498を組み合わせ、C-Loadという技術を用いることでクリアな音像とソリッドでタイトなサウンドを両立。コントロールはVolumeとGain、Treble、Bottomとなっていて、また、内部にMid Cutコントロールを搭載。トリムポットではなく手で回せるポットとなっています。
Leqtique 9/9のサンプルムービー
L' MATはLeqtique初期の名オーバードライブ、Maestoso(レビュー)を再構築。コントロールはVolume、Gain、Tone、Low-Cut。オリジナル同様ですね。Low-Cutが少し違っていて、「オリジナルMaestosoのサウンドを、右側にカットしていく方向では先代のMARを少し彷彿とさせるようなサウンド」です。
オリジナルMaestosoのサンプルムービー
L' Redはhun Nokina Design名義で制作され、その後Leqtique Redemptionistとして発売されたディストーションペダルです。(SNDとLeqtiqueのレビュー)
Volume、Gain、Treble、Low-Cutコントロールを搭載。「内部のコンポーネンツの差異などありますがオリジナルと極めて近いサウンドチューニングを施して」います。
Leqtiqueバージョンのサンプルムービー
One Control Golden Acorn OverDrive Special
サンプルムービー
sobbat DRIVE Breaker DB-1S / DRIVE Breaker DB-2S / DRIVE Breaker ODB-1S / DRIVE Breaker BS-1S
京都の楽器店、きんこう楽器が長年展開するオリジナルブランド、Sobbat久々の新製品です。
sobbat DRIVE Breaker DB-1SはSobbatの定番モデル、Drive Breaker DB-1(以前のレビュー)のコンパクトバージョン。SRVサウンドを意識して作られたドライブペダルですね。コントロールはLevel、Treble、Bass、Driveとオリジナルを踏襲。
よりハイゲインなアンプへの接続へも考慮し、「広いジャンルに対応できるよう従来モデルの弾き心地も残しつつ歪成分の濃さを従来比約60%に調整」しています。
以前のモデルのサンプルムービー
sobbat DRIVE Breaker DB-2SはDrive Breaker DB-2のコンパクトバージョンですね。
DB-1同様、歪具合やノイズの軽減を中心にモディファイされています。
コントロールはLevel、Treble、Bass、Drive。「DAWでは特にノイズが問題となりますが、多めに歪ませてもスッキリとした“埋もれない”歪」みを作るよう調整されています。
以前のモデルのサンプルムービー
sobbat DRIVE Breaker ODB-1SはDrive Breaker Four RのODB1チャンネルのサウンドを基本として独立させたモデル。コントロールはLevel、Treble、Bass、Drive。
「透明感のあるザクっとした触感の歪み」で、カッティングからピッキングで表現力の高いサウンド、そしてリードまでをカバーします。
サンプルムービー
sobbat DRIVE Breaker BS-1SはDrive Breaker Four RのBOOSTERチャンネルを基本に独立させたクリーンブーストペダル。クリーンブーストでありながら、コントロールはLevel、Treble、Bass、Drive。2バンドEQに加え、「プレイヤーごとに違うタッチにもGAIN設定で柔軟に追随」させることができます。
Strymon Riverside
コントロールはDrive、Level、Bass、Middle、Trebleと2モードのGainスイッチとミッドブーストを選択できるPushスイッチを搭載。また、DriveとLevelコントロールはそれぞれノイズリダクションとブーストコントロールとしても動作します。フットスイッチはON/OFFと、1つプリセットを記録できるFavoriteスイッチです。入出力端子はインプット、アウトプット、および+6dBのブーストをON/OFFすることのできるスイッチを接続するBoost端子と、各パラメータを割り当ててリアルタイムに操作できるエクスプレッションペダル端子を装備しています。あとトップエンドの出方を3モードで設定できるPresenceスイッチが付いています。
イントロダクションムービー
サンプルムービー
ということで、Part.1、Part.2、Part.3、そして今回と、2016年に話題になった新製品を振り返ってみました。
なんとなく2016年の傾向とかも分かるかと思います。AIAB強し。デジタルも勢いありですね。ベースペダルもまだまだ人気が高まっている感じ。あと既存モデルのアップデートが多かった年でもありました。このあたりは今年の傾向にも直結してくるのではないかと思います。あと今後では特別な限定モデルなども増えていくル兆しがあるような気もしていますね。
ではでは、改めて、今年、2017年もよろしくお願いします!
Lineアカウントから1日1回ブログ更新をお知らせ!
Lineブログ更新中!
がっきや速報
人気blogランキングへ