イタリアの音響メーカー、IK Multimediaから、新しいオーディオインターフェースが登場です。
「IK Multimedia AXE I/O」は、特にギタリストに向けて作られたモデル。よくある「ギターを繋げるだけ」のシンプルなものとか、「機能は十分あるけどギターでしか使えない」ようなタイプではなく、ギタリストが本格的に音楽制作に使うことの出来るオーディオインターフェースとなっているのがポイントです。
入出力端子は、フロントに2つのインプット、ヘッドフォンアウト、さらにアンプアウトを搭載。ギターシグナルをラインで入力しつつアンプを鳴らすことも可能なスタイルとなっています。
背面にはコンボ端子を使ったマイク/ラインインプットが2つ、ステレオ2系統のラインアウト端子が4つ、外部スイッチ端子が2つ、USB端子、MIDI IN/OUT、電源端子となっています。
2つのインプットはフロントパネルは直接ギターを接続可能、背面のインプットを使えばマイクやその他のラインレベル機器を接続することもできます。それぞれ個別のGainコントロールがあり、さらにインプット1にはZ-Toneコントロールを搭載。これはギターのピックアップに合わせてインピーダンスを調整できるものとなっています。よくある“楽器を直接接続する”Hi-Zインプットとしてだけでなく、さらに細かくインピーダンスをコントロールすることで、ギターのライン入力に最適なサウンドを実現。アクティブ/パッシブピックアップに合わせた設定の切り替えや、JFETを用いたPURE回路による楽器用プリアンプも搭載。
そしてここから入力された信号はアンプアウト(グラウンドリフト可能)から出力されるので、リアルアンプに出力してマイクで録った音をインプット2に入力したり、デジタルアンプを通してインプット2に入力することでリアンプも簡単にできる、という構造となっています。
モニター、ヘッドフォン、マスターの3つのボリュームコントロールも搭載し、チューナーも付いていて、マイク入力はPhantom電源を出力することも可能。もちろんマイクプリアンプも内蔵しています。
各種コントロールの設定やPC上から専用のソフトウェアで行うことも可能です。設定をプリセットで保存して、本体のノブから呼び出すことも出来る感じですね。
また、本体にはアンプシミュレータープラグインソフト、AmpliTube 4 Deluxe、レコーディング用プラグインソフトT-RackS 5 Singlesから10種類、DAWソフトAbleton Live 10 Liteが付属していて、即座に音楽制作をすることも可能。
これはかなり良いオーディオインターフェースだと思います。これまでの「ギタリスト向けオーディオインターフェース」って、本格的に楽曲制作をするには正直物足りないもの(機能や接続端子など)が多かったんですが、これはたしかに本格的に使えるオーディオインターフェースとなっていると思います。
IK Multimedia Axe I/O Audio Interface Demo
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