ヴィンテージサウンド、特にマフサウンドの再現に定評のあるSkreddy Pedalsから、新しいマフ系ペダルが登場です。
「Skreddy Pedals 1971」。そう、1971。この年、最初のトライアングルマフが発売された、少なくとも多くの楽器店に流通を始めた、とされています。(ビッグマフ自体は、1969年にジミ・ヘンドリクスにプロトタイプが手渡され、その後1970年に宣伝、少数は販売されたようです。カルロス・サンタナの手に渡ったのは1971年ですね)
そんなトライアングルマフは、それまでのファズペダルとは全く違う、「アンプライク」なトーンが特徴でした。いやいや、アンプライクって、マフでしょ?そう考えてしまいますが、V1と呼ばれるトライアングルマフは現行のマフよりもゲインが低く、オーバードライブ的なレスポンスもあったということです。
Skreddy Pedalsはそこに注目。そのサウンドを再現しました。そのため、マフとしてはかなりゲインが低いタイプとなっています。
コントロールはもちろんVolume、Tone、Sustain。そしてSkreddyペダルの定番になったミッドを切り替えるScoop/Flatスイッチが付いています。
もちろんパーツにこだわるブランドですから、カーボンコンポジット抵抗、セラミックコンデンサ、2N5133トランジスタにもこだわって使用しています。V1(トライアングル)とV2(ラムズヘッド)のFS36999トランジスタは、2N5133と同じものだった、という研究結果もあるようで、それに基づいてこのトランジスタを使用しているということですね。
Tommy Foytek plays a Skreddy Pedals 1971 with gain at noon
Tommy Foytek plays a Skreddy Pedals 1971 with gain at max
とりあえずゲイン12時と最大のサウンド。検索すれば他の設定の動画もあります。すごい手作り感のある動画・・・これもなんかSkreddyっぽいです。
Skreddyのマフというか、ペダル全体に言えるんですが、弾いた直後に「うおおお」となる爆発感は実は少なめで、あれ?こんなもん?みたいな印象が最初に来たりするんですが、そのまま弾いているとじわじわと良さが分かってきてずっと弾き続けてしまうような謎の魔力があります。意外と整ってるというか、綺麗なサウンドなんですけど、その奥に何か麻薬的な特性が潜んでるんですよね。EHX本家(現行もヴィンテージも)、D*A*M、Wren and CuffとかToptone、September Soundなどマフ系はいろいろ弾いたことがありますが、この感覚があるのはSkreddyだけでした。そこがこのブランドの味なんでしょうね。
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