「BECOS Overdrive / MIDI Amp Channel Switcher」。
本国では以前から発売されていましたが、今回日本に入ってくるようになったモデルです。
オーバードライブとしてはTS系で、サウンドはRATTのギタリスト、Jordan ZiffモデルのZiffer Overdriveと基本的に同じ。クラシックTSスタイルでクリッピングが選択できます。
コントロールはGAIN、TONE、LEVEL。スイッチでシリコンダイオード対称、非対称とLEDクリッピングを選ぶことができます。
この時点ではまだ普通のオーバードライブ。このペダルは、そこにスイッチャーとMIDIコントロールを付けたペダルです。
ペダル上部にあるEXT.SWITCHING端子はTRSステレオプラグを接続する端子で、2系統のラッチまたはアンラッチスイッチとして動作します。
本体のフットスイッチでラッチまたはアンラッチスイッチを操作。つまりオーバードライブのON/OFFと同時にスイッチングができる形で、フットスイッチを長押しすればスイッチングのみを操作することができます。
そしてMIDI端子。MIDI IN/OUT端子で、内部のジャンパケーブルを接続しなおすことでMIDI INまたはMIDI OUTとして使うことができます。
MIDI INとして使う場合は、本体のスイッチングとEXT.SWITCHING端子のスイッチングをMIDI PC#またはCC#から操作可能。
MIDI OUTとして使う場合は、エフェクトOFF、エフェクトON、エクストラ(フットスイッチ長押し時)の3つの動作に合わせて、それぞれMIDI PC#1~PC#3を送信可能。
つまり、本体OFFとONで、例えばアンプのチャンネル切り替えとエフェクトループのON/OFFを操作しつつ、さらにMIDIから3つのプログラムチェンジを送信して外部エフェクターの操作が行えるという形になっています。
MIDIチャンネルと各スイッチの組み合わせは内部にあるマルチファンクションスイッチという16モードロータリースイッチで選択する形となっています。
歪みと外部のエフェクトやアンプを同時にコントロールすることで、複雑なサウンドの切り替えをスイッチ1つでやってしまおうと考えて作られたペダルですね。
意外と見ないスタイルで面白いペダルだと思います。
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