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さらに広がる小型MTR!

以前、こちらで紹介しましたBOSS micro BRとZOOM H4以外にも、最新の小型MTRはたくさんありますね。
そして期待のKORGの新製品も発表され、予約受付が可能になりました。
その機能をじっくり見ていきましょう。
前回は全て4トラック録音と、どちらかというとレコーディングにおける「パートを録る」ということに特化したモデルを紹介してきました。しかし、レコーディングってそれでは終わりません。
本題に入る前に、ちょっとレコーディングの流れみたいなものを見てみましょう。

  1. 各パートの演奏を録音する・・・一般的にレコーディングと聞いて思い浮かべるのはここまででしょうね。私もそうでしたし。
  2. 編曲、ミキシング・・・じつはレコーディングにおいて最も重要なのはここなんです。例えば最も単純なバンド編成で考えると、ベースを大きくするか、ギターを大きくするか、ということだけでまったく違った曲のように聴かせることができます。そこを最もいいように調整するのがサウンドエンジニアであり、ミキシングを任される人の腕の見せ所ですね。
  3. トラックダウン、マスタリング・・・この言葉は聞いたこともあるんじゃないでしょうか?トラックダウンとは、ミキシングした時点では各パートのトラックが入ったデータを、普段聴いてるステレオ2トラックに落とし込むことです。そしてマスタリングというのは、トラックダウンされたデータを録音してマスターとなるデータを作成することです。

 
非常におおまかですが、これが一般的なレコーディングの流れです。
最初の1番の工程を行うのが4トラックとか8トラックとかのMTRですね。前回紹介したMTRはこの段階で使用することが最も多いと思います。
2番の工程と、3番のトラックダウンまではミキサーで行います。ここは人の「腕」が試される場面ですね。よく「リミックス」というバージョン違いがある曲もありますが、それはこの段階での調整を違うバージョンで行ったものです。と聞けば、どれだけこのミキシングが重要かわかっていただけるんじゃないでしょうか。
さて、最後のマスタリングですが、これもデジタルレコーダを使います。ステレオ2chに特化したモデルがいいと思います。ここでスペックが低いものを使ってしまうと、いくらMTRで高品質のサウンドを録ったとしても、意味がなくなってしまいますね。古い音源をリマスターしたCDなんかで、当時の音源と聞き比べてみればそれがどれほどの違いなのかお分かりだと思います。
 
さて、今回紹介するのはそんな2chのレコーダーです。2トラックなのでMTRといっても間違いではありません。
最近は小型のものでも音質が非常によくなって来ました。これまでマスタリングには専用の大きなものがメインでしたが、自宅などで使用するためにもっと小さくしたことで、マスタリングだけでなく、さまざまなシチュエーションで使えるようになりました。
では、そんな2chMTR、ステレオデジタルレコーダーを見ていきましょう。

EDIROL R-09

EDIROLというのは、RolandのDTM向けブランドですね。実はあまりチェックしてなかったんですよ、このブランド・・・非常に評判のいいDTMソフトの最新版SONAR 6が出たことは知ってたんですが、それとほぼ同時にこのR-09は発売されました。
そのブランドバリューといい、信頼性といいトップクラスのRolandのMTR・・・やはり品薄状態のようです。micro BRは以前、ギタリスト向けのMTRと書きましたが、それとは違ったターゲットで開発されたのがこのR-09だと思っていただけたらいいと思います。
まずは冒頭で書きましたレコーディングにおけるマスタリング時ですね。レコーディングはバンドさんならほぼ経験することになると思います。ライブのときにデモテープが必要ですが、今ではほとんどデモCDになっていて、それを録るにもレコーディングしなければいけませんからね。
そういった手軽なレコーディングにも使えますし、小型なので持ち歩いて、何かインスピレーションが浮かんだらすぐに録る、ということもできます。もちろん会議やライブを録るのにも使えますね。
このR-09、USB端子を装備し、SDカードに録音というのはmicro BRと同じですね。対応するのはMP3とWAVで、24ビット44.1kHzと48kHzと、一般的ですね。単純な操作パネルと、なんだかやたらかっこいい有機EL画面が目を惹きます。誰でも使えるエントリーモデルとしては素晴らしいんじゃないでしょうか。

M-AUDIO MicroTrack24/96

DJ機器やマイク、ヘッドフォンと多彩な製品をラインナップしているM-Audioの小型デジタルレコーダーです。こちらは主にポータブルに力を入れているようで、公式サイトの視聴も「大阪の地下鉄」というおもしろいものでした。
しかし、これはあなどれません。もちろん作曲のメモや会議等にも使えますが、24ビットで96kHzと、CD並みの音質を確保している点はすばらしいですね。とくにこの値段で・・・。
メディアはコンパクトフラッシュで、USBを装備しています。BOSSのMTRもコンパクトフラッシュを使っていましたね。音質とポータビリティ、価格の両立を成し遂げたモデルです。
バンド系の方にはなじみの薄いブランドですが、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

KORG MR-1

さて、覚えておいででしょうか?以前の小型MTR特集の最後に、KORGが新製品開発中、と書きましたのを。
遂に出ます。今は予約受付をしていますので、発売と同時に入手したい方はお早めに・・・。(写真のリンクから行けます)
ではその驚愕のスペックを見ていきましょう。
サイズ的にはiPodを一回り大きくした程度ですが、このサイズで20GBハードディスク録音を実現しています。iPodは再生だけですけどね。
もちろんUSB端子を装備しています。
さて、そんなMR-1の最大の機能は・・・
その前に、従来のWAVによる音質は、24bitあたり192kHzですよね。これが普通のCD音質です。
ではMR-1は・・・
1bitあたり2.8224MHzです。メガですよ!メガヘルツ!
音質としてはSACD(スーパーオーディオCD)と同等です。まさに「その場の空気まで」再現するかのような音質なわけです。業務用クラスでは当然、SACDが存在するんですから今までもありましたが、この価格で、このサイズで実現したのはKORGが初めてなわけですよ。
私だったら、これを手に入れたなら多少面倒でも全ての録音をこれでやると思います。
1トラックづつ録音しては転送して保存することで多数の高音質トラックを作り、それらをミックスダウンしてもう一度このMR-1を使ってマスタリングする、という作業がやりたくなる音質だと思います。
20GBではとても足りない、という方にも朗報です。1月に上位機種も出ます。

KORG MR-1000

こちらがMR-1の上位機種にあたるMR-1000です。HDD40GB。ちょっとポータブルとはいえない大きさですが、家庭でのレコーディングには十分なサイズだと思います。
ちなみに、MR-1が1ビット2.8224MHzですごいと思っていたら、このMR-1000は2倍の1ビット5.6448MHz録音まで対応している点も見逃せませんね。さすがにそのクラスだとポータブルサイズはまだ厳しいのかな?
今後、さらなるHDDの大容量化や、こういった録音技術の向上によって、すばらしい音質での録音が可能な、もっと多いトラックに対応したMTRも登場するでしょうね。
それにしても、一度この1ビットレコーディングで録った音質を聴いてみたいものです。



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