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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

PROCO RAT-II vs SOBBAT DRIVE BRAKER-I

ふと立ち寄った地元の小さな楽器屋さん。そこで「SALE」とか書いて並んでたエフェクターを試してきました。2台とも今では定番中の定番商品ですが、よく考えるとまともに試したことがないことに気付いたので。
では、日米ジャキジャキ系ディストーション対決!みてみましょう!
まずはそれぞれのエフェクターについて見てみます。

  • Proco Rat-2

「RAT」といえば、椎名林檎、という方もいるかと思います。「丸の内サディスティック」の歌詞で、♪ラット一つを商売道具にしているさ〜というのもありましたね。このRAT、定番どころか、名機といっていいと思います。もともとはジェフベックの使用によって広まったRATですが、国内においては椎名林檎の果たした役割はけっこう大きいと思います。
さて、「RAT」は非常に音が太いことで有名ですね。オペアンプに「LM308」とか「OP07」という音響用とはぜんぜん関係ないものを使用している点が特徴です。これは中域が思いっきり持ち上がる代わりに、高域がこもる、という特性を持っています。RATではこれに加えて高域をもちあげる回路も入っているそうです。RAT独特の、ハイファイとはまた違ったサウンドは、このオペアンプの要素が大きいと思われます。
以前はRATといえばミレニアムバイパスでしたが、現行品では3PDTスイッチによるトゥルー・バイパスとなっています。ちなみに現行のRATの基盤には「RAT3」と書かれているそうで、RAT-2として売ってはいるものの、さらにバージョンアップされたものと見ていいと思います。逆にRAT2をお探しの方はその辺もご注意くださいね。
 

  • SOBBAT DRIVE BRAKER DB-1

SOBBATは京都「きんこう楽器」にその本拠地を置く、国内ハンドメイドエフェクターの先駆け的な存在といってもいいメーカーです。
海外のプロの方も使っているそうで、実際、世界レベルに展開した国内ハンドメイドエフェクトとしてSOBBATは認知されています。今ではKATANASOUNDやHao、AYAといった優秀な日本製ハンドメイドエフェクターが世界的に広まっていますけどね。まぁBOSSやIbanezをはじめ、日本製エフェクターは昔からいいものが多かったですが、この「魔法の小箱」であるエフェクターみたいなちまちましたものを作らせたら、日本人は最強ですねw
さて、そのサウンドの特徴は「SRVサウンド」といわれるスティーヴィーレイヴォーンの音を意識したもののようです。単純に言えば太くてジャキジャキ系なサウンドです。シングルコイルに合うようですね。

・・・と、私はここまでをもともと予備知識として持っていました。どちらも有名なエフェクターですから調べればすぐにこのあたりまでは出てきますね。
では、試奏レポート、行ってみましょう。まずはいつものやつ、セッティングから。
ST57-78TX


ProCo RAT-II

Sobbat DB-1

Hughes&Kettner EDITION BLUE 15DFX

小さな楽器屋さんなのでJC-120はありませんでした。今回はストラトを使います。DB1もRATもシングルコイルによく合うと言われていますからね。私のストラトは、PUや配線を交換しているので、本当は自分ので試すべきなのですが、普段から持ち歩いているわけではないので・・・。
ではまずRATから。

  • 操作性

操作性というか、電源の段階でいきなりつまづきました。このRATは、アダプタの差込がフォンジャック形式なんですね。ヘッドフォンとかイヤホンのミニプラグと一緒。で、そのお店には、対応したアダプタがありませんでした。どうしようかと思っていたら、電池をもってきてくれたので、裏蓋をあけて電池を入れます。このときに3PDTによるトゥルー・バイパスであることも確認しました。(なんか悪い気がしたので、ギターの弦を買うことにしました。取り寄せです。)
というわけで、気を取り直して操作性の方を見ていきます。
コントロールはDistortion、Filter、Volumeの順に並んでいます、少々クセのある並び方ですね。一番左がLEVELになっている場合が多いので、慣れないと歪みと音量をまちがえてしまいそうです。また、Filterという項目は独特ですが、要するに逆向きのTONEコントロールです。Filterをあげていくとだんだんこもっていきます。これはこれで分かりやすいような気もしますね・・・w
MXR系ペダル同様、夜光塗料でツマミの位置が光る点もいいですね。

  • サウンドレポート

うん、いい感じです。試奏ではRAT独特の音圧は感じることができませんでしたが、これに関しては大丈夫なので気にしないことにします。Distortionをぐいっと上げてやれば、まさにRATらしい太い音の片鱗は体験できました。そしてFilterのコントロールですが、非常に幅広いですね。つまみの反応もいいので、使いやすそうです。RATはポットが独特で、すべて同じカーブを使っているらしいですが(そのためTONEではなくFILTERという独特なコントロールになったという話も)使いにくいということは全くないですね。音もいいです。「まさにディストーション」なサウンドから、「RATらしい」FUZZよりな音まで出せます。さすが定番商品。これは使えますよ。
 
では、DB1を。

  • 操作性

コントロールはLEVEL、TREBLE、BASS、DRIVEとなっています。2バンドEQの採用とはなかなか考えましたね。アンプだとやはり3バンドにしてほしいところですが、こういう中域を重視したドライブ系ペダルの場合、中域をある程度メーカー側の意図にあわせたまま、音作りができるというのはなかなかのアイディアですね。メタル系のペダルだと中域を削ったり持ち上げたりするのでそうはいかないんですが・・・。それ以外に特別変わったコントロールはありませんので、操作性で問題が出ることはないでしょう。DCジャックもセンターマイナスですので、普通のBOSSアダプターなどが使えます。

  • サウンドレポート

これはいいですよ!ドライブを低めにしてピッキングで調整するのがよさそうです。SRVっぽい雰囲気は出ています。特にこのテキサス・スペシャルPUとの相性は抜群ですね。どちらもSRVを狙っているだけあります。コードを弾いたときの荒々しいながらもまとまったサウンドは、なかなか真似できるものではありませんよ。SRVに限らず、メタル系以外の全てのロックで使えそうです。低音が相当出ますので、ハムバッカーとはたしかにあまり相性はよくないかもしれません。しかし、機材の組み合わせをピンポイントに突いてやればこれ以上ない音が出るんではないかと思われます。またイコライザの効きもよく、好みのトーンを見つけることができると思います。ですが音の本質はあくまでDB1でしかありませんので、もともとこの音が好みでない方は仕方がないですが・・・。
RATもそうですが、この見た目もいいですね。格闘ゲームのキャラクターのような(むしろKOFのかすみのようなw)プリントは好みもあるでしょうが、日本製らしくて好感がもてます。
 

  • 対決結果

どちらが上、というのは決めにくいですね。一応分野別に個人的な印象を書いておきます。あくまで個人的なものですw

  RAT DB1
操作性 -
汎用性 -
見た目 -
音質
音の太さ
音の幅 -

といったところでしょうか。この結果どおり、4対4.5で私はDB1の方が好きですね。ですが、本当に甲乙つけがたいものだと思います。どちらもFUZZよりのジャキジャキしたディストーションですが、どちらも素晴らしいペダルだと思いますよ。



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