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Hughes&Kettner TUBEMAN Mk2

久々の試奏レポートは、以前から非常に評価の高いチューブプリアンプ、Hughes&Kettner TUBEMAN Mk2を試してきました。やはり評判はうそをつかないようで・・・その音をレポートしてみたいと思います。

Hughes&Kettner TUBEMAN Mk2

HUGHES&KETTNER TUBEMAN II
ヒュース&ケトナーといえば、ドイツを代表するアンプメーカーですね。ドイツの音楽シーンにおいて、特にメタルバンドはいくつも世界進出をしている点からも、ハイゲインアンプの需要が高いようで、このヒュース&ケトナーのアンプもそういったハイゲインに強いモデルとして有名です。
また、多機能な多チャンネルアンプを得意としていて、「1台持っていればほぼ全てのジャンルに対応できる」と言っても過言ではないTRIAMP MK-IIをはじめ、さらにヘヴィ志向のWARP X HEAD、逆にシンプルでクラシックな1chフルチューブアンプ、PURETONE>など、とにかく高品質なアンプを幅広く多数リリースしています。そんなケトナーですが、「TUBE TOOLS」という名前で真空管を搭載したエフェクターもいくつかリリースしており、今回のTUBEMAN IIもそんなTUBE TOOLSのひとつです。
さて、では久しぶりに、恒例のセッティングをみてみましょう。

GIBSON 50s Les Paul Standard

と、今回はシンプルなセッティングでした。TUBEMAN IIにはミキサーアウトも装備しているので、ラインでの実力も見てみたかったのですが、やはり試奏では難しいですね。
ではレポートいってみましょう。

  • 操作性

まずはその機能から見てみましょう。独立3ch仕様(クリーン、クランチ、ハイゲイン)のプリアンプで、3バンドEQは共通です。コントロールは、フットスイッチが左からCH1、CH2、CH3、ツマミがCH1:VOLUME、CH2:GAIN VOLUME、CH3:GAIN VOICING VOLUME、共通3バンドEQ:BASS MIDDLE TREBLE、そしてマスターヴォリュームという10コのツマミが並んでいます。インプットは一つ、アウトプットは通常のアンプへのアウトプットと別に、ミキサーアウトが装備されています。ミキサーアウト時には自動的にキャビネットシミュレーターがONにされるようですが、キャビネットの選択するツマミはありませんでした。真空管はおそらく12AX7と、シンプルなものが採用されています。
で、操作性ですが、これは非常にわかりやすくまとめられていました。最初、このアンプ自体のBYPASSがなかったのでどうするんだろうと思ったんですが、CH1のクリーンチャンネルにすると非常に素直な音色でしたので問題ないと思います。他、各ツマミの利きも非常によく、これは使いやすくてすばらしいですね。
 

  • サウンドレポート

では、音の方を見ていきましょう。

    • CH.1 クリーンチャンネル

BYPASSスイッチがなく、常にどこかの回路を通る状態で、クリーンサウンドや、他の歪みエフェクト等を使う場合は自然とこのCH.1にすることになりますので、とても重要なチャンネルです。しかし、ケトナーもそこを理解しているようで、まさに「通すだけで」より輪郭がはっきりとし、艶のある音色になったのは驚きでした。もともと澄み切ったサウンドで定評のあるJazz Chorusですが、それがさらに澄み切ったサウンドとなりますね。すごいです。

    • CH.2 クランチチャンネル

クランチチャンネルです。素直な真空管らしいドライブサウンドですが、方向性としてはマーシャル系ですね。ピッキングやギター側のヴォリュームへの反応もよく、歪みをコントロールしやすいと思いました。ただ、やはりあくまでもプリアンプですので、個人的には今使っている、パワーアンプ部に真空管が搭載されたTONELABのクランチサウンドと比べると、劣るということはないですが、積極的にこちらを選択する理由もなさそうでした。ですがやはり、高品質なすばらしい音を出していましたよ。店員さんはこのチャンネルが一番好きだ、と言っていましたね。

    • CH.3 ハイゲインチャンネル

あの、えっと・・・最高です!
このチャンネルに搭載されたVOICINGコントロールは、要するにドンシャリ度をコントロールするツマミと考えてよさそうですね。VOICINGを上げると中域がカットされる印象をもちました。これなら、CH1、CH2は中域をブーストするようなイコライジングにしていても、CH3だけはドンシャリ、という使い方ができますね。
さらに、VOICINGを上げた状態で共通のイコライザもドンシャリに振ると、そこはまさにメタルワールド全開ですw
ドロップDにして試してみたりもしましたが、十分に、余力を持って対応することができていました。もちろんハイゲインですので音は潰れるんですが、その潰れた音にもかかわらず、粒立ち感があるんですよ。ニュアンスを出すことも、ある程度ならばできますし、これだけコントローラブルなハイゲインペダルは今まで見たことがありませんでした。よくある評判を聞くと、CH3は微妙、といった意見もあるのですが、これはすばらしいと思いましたね。ただ、つないだアンプがJAZZ CHORUSというソリッドステートアンプでしたので、真空管アンプにつなぐとまた違った評価になるのかもしれません。
 

  • 総評

さすがですね。世界中で愛されるアンプブランドだけあって、このプリアンプも非常にすばらしい出来だと思います。暗いところで青く光る「Hughes&Kettner」のロゴも惹きこまれるような美しさがありますし、筐体を覆うメタルのキラキラした仕上げもデザインにあっていて、見た目だけでも欲しくなってしまいそうです。そしてその音はといえば、やはり一流のサウンドで、一つ持っておきたい、と思わせられます。
筐体は大きく、厚みもありますが、これは3chプリアンプということを考えればとても小さいと考えていいと思います。
あと、これは聞いた話ですが、現在ユーロ高が進んでいる影響で、マーシャルに続いてこのケトナーも、近々値上げがあるそうです。もしかすると他VOXやリッケンバッカーといったヨーロッパ系ブランドがこぞって値上げを敢行する可能性もありますね。手に入れようと考えている方は、早めに動いた方がいいかもしれません。



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