「SWITCH」というギターメーカー、あまり知られていないと思いますが、アメリカ製のブランドで、ボディとネックに「VIRACELL」という独自製法の樹脂を使ったモデルを作っているメーカーです。
価格もリーズナブルで、面白いギターだと思います。
ではそのモデルを見ていきましょう。
AURORA
「VIRACELL」と呼ばれる樹脂製一体成型のボディ&ネック、「エボナイト」指板(これも樹脂かな?)に、グローバーペグ、1VOL/2TONEコントロール、そして2ハムPUを搭載したモデルです。
ブラックハードウェアにつや消しブラックのシングルカットボディに、ゼブラ仕様のPUが映えて、非常にかっこいいモデルですね。ちなみに、基本となる仕様は以下のモデルでもほぼ同じです。
INNOVO
ストラトタイプのボディシェイプに、HSH配置のPU、フロイドローズトレモロ搭載と、メタリックな仕様のモデル「INNOVO」です。つや消しとつやありが用意されていますね。
1VOL/1TONEのシンプルなコントロールを搭載しています。
しかし、この価格でフロイドローズ/グローバーペグを搭載してしまうとは、樹脂製だからなせる業かもしれませんね。
OSCAR
細身のシングルカットのボディシェイプを持つこのOSCARは、上記のAURORAと似通ったスペックを持っています。
基本は全く同じで、違いはボディシェイプと、オープンハムかクローズドハムか、という部分だけですね。ですが独特なシェイプですので、王道シェイプのAURORAと比較して選べることができますね。
WILD
こちらも基本的にはAURORA、OSCARとほぼ同じスペックです。やはり独特のボディシェイプ、オープンハム、そしてブリッジがフェンダーのハードテイルタイプとなっている点が特徴ですね。
樹脂製だと変形ギターも思いのままのようです。この価格が維持できるのなら、カスタムオーダーなんかも受け付けてくれたりすると面白いですね。これらのSWITCHギターは、ボディ/ネックが一体成型のため、振動が一定し、PUの特徴を生かしたサウンドを出力するのが得意なようですね。
個人的には、これにEMGピックアップを搭載してみたいです。PUの特徴が出る、ということは、ある意味個性的ですが、逆に言えば素直とか、無個性といえる特長だと思うのです。そのボディ/ネックに、やはり同じ特性(「素直」「無個性」という個性)を持つEMGを搭載するとどうなるのか、非常に楽しみです。そんなに高いものではありませんし、ちょっと実験してみたいですね。
また、ペグに信頼性のあるグローバーを搭載している点も、エントリーモデルとして見た場合には非常に重要な要素となってきますね。重さが分からなかったのですが、樹脂製ということで、もしかすると軽いんじゃないか、と思います。
なんだか気になるギターだと思います。