今日(もう昨日ですねw)到着した、BOSS DN-2 Dyna Driveです。さっそくファイーストインプレッション、いってみたいと思います。それにしてもBOSSのエフェクターを買うのは久しぶりです。何年ぶりだろう・・・?この箱の感じはいつまで経っても変わらないですねw
BOSS DN-2 Dyna Driveです。パッと見るとDS-1と間違えてしまいそうです。
ですがそれは写真でのことでして、実物を見ればすぐに判別は付くと思います。というのも・・・
ラメ☆ラメ☆ですw
BOSSの趣向が変わったのか、単純に塗装技術が向上したのか分かりませんが、今までのマットな仕上げとちがい、このラメ仕上げはたしかにきれいです。あまり安っぽい感じはありませんね。
(一応、過去にもラメ仕上げのものはあったみたいですが)
さっそく先輩方と記念撮影・・・DS-1、DN-2、OD-3と、番号が1,2,3と並んでいるのがポイントです(どうでもいいですけどw)
こうしてみると、それぞれで色が違うことが分かっていただけるかと思います。
さて、ではサウンドレポート・・・は後回しにして、内部を覗いてみることにしましょう。内部写真はもしかして、本邦初公開・・・だったりするんでしょうか?w
こちらが、BOSS DN-2 Dyna Driveの内部基盤です。デジタルエフェクトなので、アナログのものと使われているパーツも違います。ツマミの部分は別の基盤にまとめられていますね。ケーブルが硬いのか、しっかりと「浮いている」のがおもしろいです。
この集積回路こそ、このDN-2の頭脳たる部分ですね。Rolandロゴの入った、オリジナルチップのようです。
ツマミの基盤で隠れている部分です。大きく写った白いモノが、ツマミ部分と本体部分の基盤をつなぐケーブルです。ケーブルの下にはボンドのようなものが塗られていますが、これは接着のためなのか、それとも基盤保護のためなのかは分かりません。
それにしても、このエフェクターに使われている各種抵抗などは「面実装チップ」とよばれるものなのですが、本当に小さくて驚いてしまいます。どのくらい小さいかというと、下の写真を見てください。
大きな「筒」はタバコです、比較してみると、このパーツ類の小ささがわかっていただけると思います。これだけ小さなパーツを詰め込んで、さらに・・・。
このように、裏面にもパーツを取り付けることで場所を確保するという方式です。ちなみに中央右側の「R103」「R98」・・・と書いてある部分ですが、この裏側が先ほどの「頭脳」にあたるチップの部分です。この「詰め込み技術」(というより、情熱、根気)こそ、BOSSのBOSSたる証ではないかと思います。
それでは、サウンドレポートにいってみましょう。まずはセッティングから。
Fender Japan Stratocaster MOD. Gibson LTD Les Paul Studio Faded>
↓
BOSS Dyna Drive DN-2 |
YAMAHA GA-10
です。売り文句が「ピッキングやヴォリューム操作への反応のよさ」ですので、ここはトランジスタアンプで試してこそ、だと思います。
非常に適当に弾いた、サンプルサウンドがありますのでよかったらどうぞ。DN-2は常時ONにしています。
レスポールのサンプルでは、LEVELを12時、TONEを12時半、DRIVEを3時の位置で、基本的にリアPUをフルテンです。最後の音が変わる部分はフロントPU、VOL1で、そこからだんだん10へと上げて行き、最後のワンコードはフロントPUのVOL10です。
ストラトのサンプルでは、LEVEL、TONEはそのままで、DRIVEを1時くらいにし、すべてリアPUをフルテンで使用しています。
さて、面白い結果となりました。よりDriveつまみを上げた、ハムバッキングPUのレスポールよりも、ストラトキャスターの方が歪んでいるように聞こえませんか?実際に私が弾いてみた感じでも、ストラトキャスターを使った方が反応もよく、より鋭く突き刺さるようなサウンドになったと思います。今回のサンプルサウンドでは、「音作り」らしい音作りを一切していませんので、歪みのサウンドよりもその反応性を見ていただければと思います。
そして、この反応性のよさは、たしかにこの価格帯では抜きん出たものだと思いますが、Lovepedal COT 50のような「まさにアンプ」というナチュラルな感覚からはまだ少し遠いように思います。ただ、これは「デジタルとアナログ」という違い以前に、価格帯の違った領域(3倍以上!)にいる相手ですから、比較する方が間違っているでしょうね。
「アンプライクな操作性をもつエフェクター」を、お探しの方には、間違いなくオススメできると思います。
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- 追記
電池使用についてのご質問をいただきました。説明書を見たところ、「消費電力が高く」、「ACアダプタでの使用を推奨する」とのことです。電池を使う場合はアルカリ電池を使ってください、と書いてありました。それでも2時間程度しか持たないようなので、デジタルディレイと同様、アダプタでの使用がよさそうです。