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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

ElectroHarmonix Big Muff Original VS ElectroHarmonix Big Muff Russia

VS
Electro Harmonix / Big Muff(made in Russia)【立川店】

Electro Harmonix / Big Muff(made in Russia)【立川店】
価格:12,600円(税込、送料別)

というわけで、昨日の記事で言っていた、ビッグマフのアメリカンとロシアンの試奏レポートを書きたいと思います。
では、いってみましょう!
USA製リイシュービッグマフは、「第三期」と呼ばれるモデルを復刻したものです。第三期モデルには、トーン回路をバイパスする「TONE BYPASS」のスイッチが装備され、また、回路もディスクリートとオペアンプ仕様がありましたが、このリイシューはディスクリート仕様で、TONE BYPASSがないからわりにLEDが搭載されるようになりました。
フットスイッチは今新品で売られているものはほぼ、9PIN、3PDTのトゥルー・バイパスとなっています。しかし、同じリイシューでも初期のころは6PIN、DPDTスイッチを使ったもので、トゥルーバイパスではありませんでした。また、ノブの形状がチキンノブから丸ノブに途中変更されています。(フットスイッチの変更と同時なのかどうかは分かりません)
今回、試奏に使ったものはトゥルーバイパス、丸ノブのタイプです。ちなみに、数多くのマフをお持ちで、FUZZ BOOKにも記事を載せておられるEffects Maniacsさんによると、(もちろん個人の好みはありますが)オリジナルの第三期と現行リイシューなら、現行品を勧めるということをおっしゃっています。状態、個体差、価格などの面でばらつきがあり、あたりはずれの多いオリジナル第三期よりも、現行品の方が安定したものが安く買えますし、また、音の方も、Effects Maniacsさんの所有されたものの中では、複数の第三期、現行リイシューなら現行リイシューがよかったということです。
ただ、ラムズヘッドは回路が違うのでまた別物のようですね。リイシュー、本当に出るんでしょうか?10月から遅れてもいいですから出て欲しいですね!(ちなみにこの前のビッグマフの記事で書いた「10月に出る」という情報は、FUZZ BOOKのマイク・マシューズさんへのインタビュー記事に載っています)

Electro Harmonix / Big Muff(made in Russia)【立川店】

Electro Harmonix / Big Muff(made in Russia)【立川店】
価格:12,600円(税込、送料別)

こちらはロシアンマフです。詳しくは昨日の記事を読んでいただければと思いますが、いわゆるロシア製現行品です。スイッチはトゥルー・バイパスです。

では、まずはセッティングいってみましょう。

Gibson 50's Les Paul Standard

OR
Electro Harmonix / Big Muff(made in Russia)【立川店】

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というわけで、今回は直列につなげることはせず、別々で行いました。というのも、ロシアンマフが左側にINPUT、右側にOUTPUTがあるのに対し、USAリイシューは右側がINPUT、左側がOUTPUTとなっているので、お店に用意してあった試奏用パッチケーブルをつなぐには筐体をかなりくっつけねばならず、傷でもついたら大変だからです。自分の物だったら全然気にしないんですけどねw
ロシアンのIN/OUTが逆なのは店員さんも知らなかったようで、思いっきり逆に接続して「スイッチOFFだと音が出るけどONだと出ない状態」を再現してくれましたw(これでトゥルーバイパスだと分かったんですがw)
では、レポートの方いきましょう。

  • 操作性

ロシアンマフについてはレビュー記事をご覧ください。そうそう、ロシアンにはACアダプタ端子がありません。
で、USAリイシューですが、こちらも「使い方」に関しては問題ないのですが、使いやすいかといわれるとどうでしょう。まずでかいです。ロシアンよりも幅が一回り大きいですね。そして、ACアダプタ端子もあることはあるんですが、TS808やRATのようにミニジャックです。
そして、昨日「かなり軽い」と書いたロシアンですが、そのボディに比べてさらに軟弱な印象でした。おそらくアルミ板が薄く、さらに箱が大きいためそう感じるのだと思います。強く押すとへこんでしまいそうな印象でした。ただし、これらはあくまでも「一般的観点」からの意見で、これらの「使いにくい部分」がまたひとつ味わいとなっていることも間違いないと思います。

  • サウンドレポート

ここでは主にUSAについてロシアンとの比較という形で書きます。
まず、第一印象ですが、ロシアンに比べてUSAの方が低域が強く、より「ファズ」らしい部分があります。ファズファクトリーのような「低域が削れる」ファズってあまりなくて、基本的にファズは低域が強く、こもりやすいです。なので、音抜けに関しては設定次第ですがロシアンの方が優れていて、逆に音圧ならUSAの方が強く感じました。
扱いやすさですが、一般的に「音として」使いやすいのはディストーションに近いロシアンでしょうか。しかし、ピッキングニュアンスやヴォリューム操作への追従性という意味の扱いやすさでは、USAの方が少し勝っているように思います。
サスティンの長さはほぼ同等で、倍音は全体的にUSAの方が分厚く感じます。ですので、メタルやヘヴィネスなどならばUSAの方が向いている、といえるのかもしれません。(機材や環境によって変わってきますので一概にはいえませんけどね)
トーンコントロールの幅広さはロシアンの方が広いといえると思います。これがそのまま音作りの幅広さにつながるかどうかということまでは言えませんが、どちらかといえばロシアンの方がコントローラブルに思いました。つまり、ギター側でのコントロールならば若干USAが、ツマミでのコントロールはロシアンがいい、ということになるんでしょうか。

  • 結局どうなのよ?

結局・・・ロシアンとUSAリイシューはたしかに傾向的には同じ方向性にある音ですが、その音は全く違うものだと言えますね。どちらもたしかにBIG MUFFの音です。また、近年のヘヴィネス重視の傾向もあって、「マフらしい音」といえばたしかにUSAかもしれません。が、どちらも個性があって、結果的にどちらが優れているとは判断できないものでしょうね。お好みで選んでいただくのがいいと思います。
 
というわけで、今回はElectroHarmonix Big Muff OriginalとElectro Harmonix Big Muff Russiaを比べてみました。楽器屋の店員さんによると、やはりこういう弾き比べを行う方は多く、その結果USAを買われる方が多いらしいです。というか比較してロシアンを買ったのは私が初とか。個人的には、どちらも欲しいと思いました。ロシアンを買ったのは単純に安かったからというだけですw
正直、これを比べるまで、というか買うまでは、エレハモのペダルってやたら大きくてあまり好きではありませんでした。しかし、その出音の素晴らしさに直接触れ、また自分でもたった一つですが所有してみると考え方は簡単に変わるもので、「この大きさがいいんだ!」というご意見も分かるような気がしてきました。多くの方がビッグマフにはまる、というのも当然に思えます。いいペダルですから。



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