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BOSS SD-1 Super OverDrive 前編


え〜と、BOSS SD-1です。これ、持ってなかったんですが、ハードオフの中古コーナーで発見して、勢いで買ってしまいましたw
実は中古コーナーでは、もう一つ、BOSSの定番ペダルを買いましたが、それについてはまた今度ということで・・・今回はSD-1のレビュー、いってみたいと思います。今回は、あまりに定番品ということでいろいろと長くなりそうです。なので2回に分けて書くことにしました。

BOSS SD-1 Super OverDrive


こちらがそのSD-1です。SD-1といえば、1977年11月に発売された、「コンパクトリシーズ」最初のペダルである、BOSS PH-1とOD-1の一つ、OD-1の正当後継機種として有名ですね。
現在では「伝説」とさえいわれるBOSS OD-1ですが、当時「歪みエフェクター」といえばFUZZだった時代、発売前にはBOSS社内でかなり酷評だったそうです。というのも、「かかりが薄い」(つまりゲインが低い)とか、高域をスポイルしている(中域が出まくってる)ということがマイナス評価だったようですね。
実際、OD-1が「伝説」となったのは単体での歪みとして使われるよりもむしろ、Marshallスタックアンプをブーストする「ブースター」としての役割が大きかったようです。ところがこのブースターとしての使い方、当時のBOSSの方にとっては想定外だったようで・・・つまり発売前の酷評は、「ペダル単体で歪ませていたから」ということになりますね。
さて、SD-1ですが、やはり日本の家庭事情では家でフルスタックを鳴らす機会なんてまずなかったわけでして、となるとOD-1を使うのも「単体で歪ませる」という形にならざるを得ませんね。すると、なんか音が篭って聴こえるわけですよ。チューブスクリーマーを単体で歪ませても、なんか物足りないような感じになるのと同じですね。それをなんとかして欲しいという要望が相次ぎ、そこで作られたのがトーンをつけたSD-1だったというわけですね。ちなみにSD-1、開発時は「OD-2」と呼ばれていたそうで、1981年2月に発売されています。
SD-1とOD-1の回路上の違いは、まず「トーンがついていること」と、歪ませる上で邪魔な低域をカットする部分の「コンデンサの容量」だけのようですね。なので、SD-1をOD-1に改造するのは容易いことみたいです。(絶版の部品とかは別の話で、回路上は、ということですが)
さて、OD-1やSD-1の特徴といえば、「非対称クリッピング」だと思います。クリッピングとは、波形の上下をカットして擬似的に歪みを作り出すことをいいますが、OD-1やSD-1では、クリッピング後の波形が上下で違う形となるようにできています。これは、当時チューブアンプの歪みをペダルで作りたかったというBOSSの技術者の方が、チューブアンプの歪み方を解析したところ、真空管はゲインを上げてオーバードライブ状態になってくると、波形の中央がずれ、結果的に上下非対称な波形になることに気づき、そこでこの回路を考案したそうです。
もっとも、「クリッピング回路」自体はBIG MUFFのような古いFUZZなどでも使われていましたので、BOSSが初めてクリッピング回路を作り出したわけではありませんけどね。

では、SD-1の内部を見てみましょう。


基板の表と裏です。「パーツが多い」という印象が強いBOSSペダルですが、このペダルはかなりパーツが少ないですね。

オペアンプはJRC4558DDです。「4558D」と比べると中域が少なく、レンジが広いといわれています。

ACAアダプター!
今回買ったのは中古品で、まぁとくに細かい点は確認しなかったんですが(安かったしw)帰ってから見るとこのペダル、80年代後半、BOSSの工場が台湾に移転したばかりのころのものでした。まだ日本でも生産を行っていた転換期にあたるペダルです。どうせなら日本製だったらもっとよかったのに(気分的に)w
私はACAアダプタを持っていないので、このペダルはうちでは電池駆動です。ちなみに、BOSS現行品に使われるPSA-100と、BOSS旧製品で使われるACA-100は別物です。確認したわけではありませんが、どうやらACA-100は12Vアダプタで、それゆえACA仕様のペダルにはアダプタ端子を通した後でもう一度減圧して9Vにしているという話です。信憑性は分かりませんが・・・そんなわけで、ACA仕様のものにPSAアダプタをつけると、電圧が低くなってしまい、音がしょぼくなるとも言われます。この場合壊れることはなさそうですが、逆にPSA仕様のペダルにACAをつなぐと、(本当にACAアダプタが12Vならば)故障の可能性もありますので注意してください。


BOSS現行コンパクトシリーズで型番に「-1」が残るこのBOSS DS-1とSD-1は、よほどのことがない限り今後も絶版にはされない、「永遠不滅の定番商品」だそうです。それってすごいですね。
 
というわけで、
BOSS SD-1、前編はここまでにしたいと思います。
後編では、サウンドレポートを中心に書きますね。日本製オーバードライブとして「もう一つの」定番品、あの緑のペダルとも比較したりしてみます。
それでは・・・to be continued...



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