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ギター用エフェクター ディレイ基礎編 〜デジタルディレイ,定番からハイエンドまで〜

前回からかなり時間があいてしまいましたが・・・ディレイ基礎編もかなり回数を重ねてきました。今回は、デジタルディレイの「定番〜ハイエンド」な機材を見ていきましょう!
デジタルディレイの定番中の定番であるBOSSとLINE6についてはすでに紹介しましたので、それ以外という形になりますね。では、いってみましょう!
さて、「デジタルディレイ」ですが、最近は多機能なモデルもたくさん増えてきましたね。ほとんど「ディレイ専用マルチエフェクター」みたいな機材もいくつかあります。そんなデジタルディレイ、みていきましょう。

【エフェクター】AKAI HEAD RUSH E2

【エフェクター】AKAI HEAD RUSH E2
価格:21,840円(税込、送料別)

「ある意味」定番で、それでいてマニアックという独特な位置にあるこのペダルは、テープエコーの「マルチヘッド」を再現しつつ、純粋なアナログディレイとサンプリングループ機能を加えたモデルです。AKAIはサンプリングの機材やウィンドシンセなどの電子楽器の分野で、世界的に有名なメーカーですね。
機能は3モードあり、まず最大23.8秒のデジタルディレイモードで、右側のフットスイッチでタップテンポが可能です。そしてマルチヘッドモード。これは4ヘッドのテープエコーを再現していて、特徴としては「各ヘッドからのアウトプットを独立して行える」という点でしょうか。筐体上部に設置されたジャックがたくさんあり、全てをそのままMIXして出すMIX OUTのほかに、HEAD1〜4まで別々のジャックがあります。つまり、それぞれのヘッドからのディレイにまた別のエフェクトをかけたり、ミキサーで音量や左右のバランスを調整したりと、さまざまな効果が得られるわけですね。しかもそれでも5.9秒のロングディレイが可能で、これは独特です。さらに、ループモードでは、35.6秒(オーバーダブは半分の17.8秒)までのループを作ることが出来ます。
モードの切り替えはフットスイッチを両踏みすることで可能ですし、おもしろいペダルだと思います。

Rocktronの「ラックをペダル型にしたような」シリーズである、「Cyborg Series」の第一弾として発売されたディレイです。本体だけで8つのプリセットに、外部MIDIコントローラを使えば64プリセットにアクセスできるというのは、最近増えてきたプリセット可能な多機能コンパクトディレイとしては圧倒的です。
最大32秒(初期のプリセットでは2秒)までのデジタルディレイと、フェイザーのかかった独特なディレイの「PHAZE DELAY」、さらにループレコーディング、そしてリバースディレイと、必要な要素はほぼ全てそろっているように思います。HUSHも搭載していて、ノイズリダクションとしても機能しますね。

9つまでのプリセットとマニュアルモードの計10プリセットが使え、ディレイ・ライン、ダイナミック、リバース、ピンポン、パン、スラップバックの6種類のステレオディレイを搭載した多機能デジタルディレイです。
Rocktronと並んでラック界のトップメーカーでもあるt.c.electronicらしいペダルですね。「MIDIコントローラを使った場合」はさきほどのRocktron CYBORG Delayが圧倒的なプリセット数でしたが、単体としてはこちらの方がプリセット数は多いですね。非常に評価の高いディレイです。

出たばかりのエレハモの最新ディレイです。マルチタップディレイやリバースディレイ、ループ機能を搭載して、さらに8つまでのプリセットを保存できる多機能ディレイです。ディレイは最大3秒、ループは30秒という形で、まさに最強クラスのデジタルディレイに仕上がっていますね。

DAMAGE CONTROL The TimeLine

ショート/ロングディレイ、モジュレーションディレイ、マルチヘッド、ピンポン、付点8分、リバース、そして最大20秒のループ機能を搭載し、4つまでのプリセットが保存可能、カッティングによるタップテンポ機能などが搭載された、ダメージコントロールの多機能ディレイです。バッファアンプに真空管を使用した独特のペダルですね。こうしてみても、本当に多機能なデジタルディレイが増えましたね〜!

あらかじめプリセットされたディレイタイムをもつ「Echo-1」と、タップテンポ機能の「Echo-2」の2ch仕様デジタルディレイです。機能としてはシンプルですが、とにかくサウンドにこだわった、レベルの高いディレイです。DLSのペダルは高いですが、どれも高評価ですね。

機能的にはシンプルながら、そのサウンドで絶大な評価を得ているデジタルディレイです。テープエコー風のサウンドにボタン一つで切り替えられるというのもいいですね。
タップテンポ付で、外部MIDIコントロールからテンポを設定することも可能です。ここにMIDIペダルを使えば、そのペダルをつかって発振のようなこともできそうですね。「SUBDIVISION Switch」をONにするとタップテンポが3連符になるというのもいいですね。簡単に付点八分プレイができてしまいます!
最大1.5秒のディレイで、専用ACアダプタを使います。
 
というわけで、いろいろとデジタルディレイを見てみました。こうしてみると、本当に「プリセット機能のついた多機能ディレイ」の台頭が目立ちますね。ユーザーの方がどこにこだわりを持っているか、である程度選ぶものが決まってきそうです。いろいろと使ってみたいです。



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