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エフェクト世界紀行 VOL.10 〜Earth Quaker Devices Black Eye〜


お借りしたペダルのレビューをしていく「世界紀行」、今回は、Earth Quaker Devices Black Eyeという、個人的にも近いうちに買うつもりのペダルをご紹介したいと思います。安くてすばらしいペダルをみつけました!w
では、いってみましょう!

Earth Quaker Devices Black Eye


こちらが、今回お借りしているペダル、「Black Eye」です。黒い目・・・黒きひとみ・・・黒木瞳・・・いや、なんでもないっすw
えっと、Earth Quaker Devicesというのはアメリカ、オハイオ州のハンドメイドエフェクターブランドで、ビルダーのジェイミー・スティルマンさんは、14歳にしてレコードレーベルの創設に一役買い、そこで10年間勤務、その後は自らもバンドのギタリストを9年間にわたって勤め、CDもいくつか発売しているそうです。 現在はアメリカのロックンロール/グランジ系バンド、「The Black Keys」のツアーマネージメントを行いながらEarth Quaker Devicesを製作しており、多忙な日々を送っている、とのことですね。
この人、とにかく「音楽」というものに対しては、プレイヤー、ツアーマネージメント、さらにCDの流通、そして機材の開発と、ほとんどすべてに関わってきているというのは本当に驚きです。ブランドとしては去年できたばかりだそうですが、すでにアメリカのメジャーバンド「The Black Keys」のサウンド作りには長年自作のペダルなどで関わってきているそうですし、ブランド自体は新しいものの、経験値は非常に高いビルダーさんといえるのではないでしょうか。アメリカでも現在ものすごい勢いで人気が出てきていて、今後一気に広まる気配を見せています。
さて、このペダルは何かというと、「クリーンブースター」です。以前、クリーンブースター特集のときにも少しご紹介しましたが、ついに正式に発売されることとなったようですね。
コントロールはLEVELノブのみ!あとは内部トリマでゲインの微調整が可能だということです。では、ちょっと中身をみてみましょう。

ものすごくシンプルですね!ちょっと回路をアップにしてみます。

クリーンブースターの回路は、そのほとんどが非常にシンプルなものが多いですが、このBlack Eyeはそういったペダルの中でも特にシンプルな回路で知られるZ.Vex Super Hard OnやLANDGRAFF Clean Boostの回路と同系統の、MOSFETを1石使ったタイプとなっています。
もちろん、これらのクローンというわけではなく、完全にオリジナルなペダルということですが、超高級クラスになってくるこれらのペダルと比べると、Black Eyeは非常にリーズナブルだといえると思います。かといって手を抜いて作られた様子もなく、たとえば金属皮膜抵抗を使うなど、しっかりと作られていて、感心しました。
では、レビューしてみましょう。

  • 操作性

いいも悪いもないですw
とにかくシンプルな1コントロールペダルですので、何かを考える前に使った方が早い、というペダルですね。内部トリマのゲイン調整は、今回はお借りしたペダルということもあり、全くさわっていません。ただ、初期設定のままでもMOSFETが限界を超えると、すごく絶妙な歪みをするので、もっと歪ませたい、という場合や、逆に歪ませたくない、というときに使えるのではないかな、と思いました。

  • サウンドレポート

では、いつもどおりサンプルを録ってみました。

サンプル1

まずはクリーントーンをブーストして、ギターサウンドはそのまま音量を上げています。途中何度かONにしたりOFFにしたりしていますが、ギターサウンドが変にフィルタリングされたりするような感じは全くないと思います。このとき、ノブは12時くらいです。最初の音量が上がっていく音は、このペダルのLEVELコントロールを動かしています。

サンプル2

続いて、「歪みをブーストしてゲインアップ」を図ってみました。基本の歪みはTimmyで作っています。最初はブラックアイをOFFにして、Timmyのみの音、その後ブラックアイをONにしています。ところどころON/OFFを繰り返してみました。違いは、聞いていただければ分かると思いますが、きれいにゲインが上がっている様子が分かっていただけるかな、と思います。
クリーンブースターは、このように歪み(アンプ本体を歪ませる場合も)の前につないでONにするとゲインアップ、後ろにつなげば音量アップ、という効果を得ることができます。

サンプル3

さて、こちらは個人的に非常に気に入っている、「Black Eye単体の歪み」です。歪みといっても、ブラックアイはクリッピングを一切行っていません。ですので、純粋にMOSFETが飽和状態を超えて歪みが加わった音という形になっています。
このサンプルではブラックアイは常時ON、LEVELは最初の部分をのぞいてフルテン状態となっています。トランジスタは歪み始めるとエッジが鋭くなりすぎてガリガリとした音になりがちなのですが、これは本当に、ほんのちょっとの容量オーバーによる歪みという感じで、クリーンサウンドとクランチサウンドの中間のようなサウンドとなっているのが興味深いと思います。
もちろん、クリッピングもなければ前後バッファもないシンプルな回路となっていますので、反応性は抜群です。歪みとしてのゲインはかなり低いですが、音量は高いというこのサウンドは、なんだか斬新な感じもしますね。チューブアンプがあればこんな感じの音を作ることもできるんですが、こういったプリアンプからのライン録りでこの音はなかなか作ることができないと思います。
 
というわけで、今回は黒木瞳・・・Earth Quaker Devices Black Eyeのご紹介でした。(なかぞのさんの文体がうつったかなw)
これだけのクオリティを誇りながら、控えめな価格と、さらに白色LEDを瞳の位置に配したデザインなど、いろいろと個人的にツボなペダルでした。これは本当にオススメです。
ちなみに、ナインボルトさんのブラックアイ商品ページに、この記事のトップにも載せました写真を使っていただきました。なんか嬉しいです。ありがとうございます!



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