今年のNAMM SHOWでも発表されたMAXONの新製品が、近日発売される予定です。価格も、しばらくしたら発表されると思いますが、そのまえに今回は、それぞれの新製品がどのようなものか、見ていきたいと思います!
では、いってみましょう!
今回発売される予定の製品は全部で6種類、そのうち4種が"9"シリーズのコンパクトペダルで、あとは弁当箱サイズが一つ、そしてパワーサプライが一つです。それぞれを見てみます。ちなみにエフェクターは全機種4PDT機械式スイッチを使用したトゥルーバイパスとなっているようです。
MAXON TOD9 TRUE TUBE OVERDRIVE
発売されれば、おそらく世界最小の真空管搭載ペダルの一つとして話題を呼ぶと思われる、MAXONの新製品です。写真のとおり、MAXON OD9等と同様の筐体を使い、コントロール部中央に真空管を搭載しています。コントロールは、通常のDRIVE、TONE、LEVELに加えて、「TUBE」コントロールが搭載されているようです。詳細不明ですが、もしかするとVIZION Valve Extremeのように、OPAMPによる増幅と真空管による増幅をコントロールすることが可能なのかも知れませんね。
MAXON TBO9 TRUE TUBE BOOSTER/OVERDRIVE
こちらは、TOD9のTUBEコントロールの代わりにBOOSTコントロールを搭載したタイプの真空管付き9シリーズペダルです。どうやら、クリーントーンと歪みをブレンドするタイプのペダルのようです。
MAXON VJR9 VINTAGE JET RISER
70年代に発売されていたフェイザー/ジェットサウンド効果を作り出す非常にレアなペダル、「MAXON JETLYZER」を元に開発された機種です。オリジナルは2フットスイッチに4コントロールでしたが、このVJR9は5コントロールと1フットスイッチとなっています。コントロールは、DRIVE、SENSITIVITY、SPEED、WIDTH、JETとなっているようです。このペダル、NAMM SHOW発表時はオリジナルJetlyzerを彷彿とさせるオレンジカラーでしたが、シルバーカラーへと変更され発売となるみたいですね。憶測ですが、オリジナルでは完全切り替え式だったJETとPHASERを、JETノブによって連続的に可変できるのではないかと期待しています。それにしても、このノブ配置はインパクトがありますね!1IN2OUTのステレオ対応仕様のようです。
MAXON PAC9 PURE ANALOG CHORUS
こちらは、これまでの3機種と比べるとうってかわってシンプルなコントロールとなった「アナログコーラス」ですね。MAXONのアナログコーラスといえば、MAXON CS550やCS9Proがすでに有名で、人気も非常に高いコーラスとなっていますが、今度のは、キャラメルスイッチ時代のCS505を元に製作されたペダルで、PMSノイズリダクションを搭載し、ヘッドルームを高め、ステレオ対応となったモデルということですね。ちなみにコントロールはSPEEDとWIDTHのみ、そしてPureとBrightと名付けられたミニスイッチが2つ搭載されています。
MAXON AD999Pro Analog Delay Pro
こちらは、非常に人気が高く、また現行品のアナログディレイとしては最先端ともいえるMAXON AD999に、RMSノイズフィルタを搭載し、さらにマルチヘッドディレイのシミュレート機能を追加することでテープエコー風のサウンドやリバーブ風サウンドを作り出すことも出来るようになったモデルのようです。相変わらず900msというロングディレイやトゥルーバイパス、ステレオアウトも健在で、発売となればまさに最強のアナログディレイとなるのではないかと思います。すごいですね。
MAXON PS2 POWER DISTRIBUTER
こちらは9Vパワーサプライです。最大なんと2000mAの容量を誇り、ハムノイズを除去するノイズリダクションを搭載、100〜240Vの世界仕様のアダプタと各国のコンセントに合致する変換器をもったモデルのようです。見た目こそ地味ですが、これって価格次第ではパワーサプライの定番中の定番となるかもしれませんね。非常によさそうです。
というわけで、今回はMAXONから発売が決定している新製品をご紹介してみました。さすがMAXONというか・・・どれも期待がもてるものばかりだと思います。噂では来月くらいではないかと言われていますが・・・発売が待ち遠しいです!