グランジ、オルタナティブ系アーティストから特に強い支持を得たエフェクターブランド「EFECTOR13」。そのEFFECTOR13は現在Ooh La La Manufacturingという会社によって管理され、最大のヒット品である「Truly Beautiful Disaster」のみが販売されているようです。
さて、そんなEFFECTOR13ですが、創始者でありビルダーであるDevi Ever女史は現在、自身の名前そのままの、「Devi Ever」というエフェクトブランドを立ち上げ、精力的な活動を続けています。今回ご紹介するDevi Ever Shoe Gazerは、EFFECTOR13時代、Ooh La Laによる買収?が行われる直前に発表されたペダルです。これは2段階のファズとなっていて、要するに2つのファズが内部で直結されている、というトンデモなペダルですw
コントロールはVolume、Texture、Gain、Intensityの4つのノブと、Bypass、More Fuzzの2つのフットスイッチによって構成されています。それぞれの役割ですが、基本的にはVolumeとTexture(いわばTone)でファズサウンドを作り出します。Volumeノブはそのままゲイン調整も兼ねているようです。
そして、「More Fuzz」フットスイッチを踏むと、2段階目のファズがONになり、GainとIntensityコントロールが効くようになります。Gainは2つめのファズのゲイン、そしてIntensityはギターからの入力信号の量を調整する、とのことで・・・使ってみないと分かりませんがうまく設定すればギターヴォリュームを絞ったような効果が得られるのかも知れません。
こちらや、こちらからサンプルを聴くことができます。
「Shoe Gazer」の名前の通り、ポップなメロディをもつ内向的な轟音ロック・・・My Bloody Valentineなどに代表される音楽ジャンルですね・・・に合うようなサウンドはもちろん、強めのファズとして、またオルタナティブやグランジ系サウンドとしても使えるペダルではないかと思います。
このペダルは、実はあのVopal Craftsの望都さんがEFFECTOR13名義のものを使われており、それで非常にいいという評価を聞きまして、それ以来長いこときになっていたペダルでした。是非試したいと思います。
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