Purple Plexiが電撃復活!Lovepedal Purple Plexi 100 |
ただ、復活と言ってもこのモデル、見たことないって方もおられるかもしれません。というのも、Purple Plexiはゲインアップバージョンの「800」が日本に正規で入って来ていましたが、こちらの「100」は、少なくとも正規では入っていなかったからです。
当時・・・3年くらい前になるでしょうか。このペダルがLovepedalから発表された時、COT50後継機と噂され、話題になったのを思い出しますが、結局このモデルが正規で入ってくることはなかったと思います。
それが今回復活という形で、国内に入ってきた、というわけですね。ペダルにコントロール名も書いていないのですが、左からVol、Gain、Biasとなっています。
あのとき私はこの「Purple Plexi」が欲しくて・・・輸入しましたw
そのペダルを使って、Purple Plexi 100のレビューもしようと思います。
ではでは、行ってみましょう!
Lovepedal Purple Plexi 100(初代モデル)
というわけで、こちらが今回レビューするPurple Plexi 100です。今回復刻されたPurple Plexi 100とは違い、ブランドロゴも何も入っていない、ただ紫にノブが3つあるだけというペダルです。
3つノブ配列には変更がなく、左からVolume、Gain、Biasとなっています。
内部はこんな感じです。モールドの塊になってて、回路は全く見えませんw
今回の復刻モデルもハンドワイアードらしいので、似たような内部になっているのかもしれませんね。
ではでは、写真はこれだけです。レビューの方いってみましょう。
操作性
非常にシンプルなペダルなので、操作性は特に悪くはないんですが、どのノブがどの役割なのか、書いていないので覚えていないと「あれ?なんだっけ?」状態になりますw
操作感としては、中央のゲインノブが若干硬い動きとなっていて、ペダルをONにしたままでGainをうごかすとガサガサという音が出る仕様になっています。Biasノブですが、PresenceやToneノブ的な使い方ができます。右に回すと音が明るく、左に回すと暗くなります。ただ、そこまで大きな変化はしません。
サウンドレポート
では、音の方みていきましょう。まずはサンプルから。
ギターはGibson Robot SG。現行SG Specialに近い仕様のモデルです。そしてアンプは6W仕様のKoch Classic SEです。素直な出音が特徴ですが、この前パワー管をドイツ製6V6からロシア製6V6に変えたところ、ちょっとだけ音が元気よくなりました。
サンプルサウンドは1つで、バッキングとリードでセッティングを変えています。
バッキングはリアPUを使って、セッティングは以下の通り。
音はこんな感じです。
聞いていただくと分かると思いますが、けっこう軽くて使いやすい音が特徴のモデルです。どちらかというとハイ〜ミッドが強めに設定されています。すっきりとした印象の音色で、ミッドが強いSGを使ってもかなりさっぱりとした音になります。ゲインはそれほど高くなく、またよくある「マーシャルっぽい音」という感じはそれほど強くありません。
ただ、弾いているとこの強くない癖がだんだん気持ち良くなってくると言うか・・・長いこと使っているうちにだんだん愛着が出てくる、いわゆるスルメタイプのペダルですね。
そして、ギター側のヴォリュームやピッキングの強弱に対するレスポンスは、旧来のLovepedalらしく、非常に早いのも特徴です。特にこれはシングルコイルだと余計に強くなりますね。
プレキシ系のアンプの中でも後期のものに近いといえば近いのかもしれませんね。ゲインはそれほど上がりませんが、コンプレッションも弱いので強く弾くとかなり歪んでいるように聞こえます。いわゆるアンプっぽい音が得意なペダルですね。
というわけで、旧Purple Plexi 100のレビューでした。おそらくですが、復活ということで、さらにハンドワイアードということなので、新しいPurple Plexi 100も似た特性を持っているのではないかと思います。良いペダルですよ。
最後に・・・オマケをw
さきほどのサンプルサウンドの原曲を、うちにある安シンセで弾いてみました。ヴェロシティ非対応なので強弱表現はありませんが、よかったら聞いてくださいw
エリック・サティ作曲「ジムノペディ」第1番
最後の最後でミスってる・・・w でもこれ、61鍵でもはみ出すことなく弾けますし、簡単なので練習にオススメです。楽譜はこのへんにあります。よかったら。
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