世界中で名前が知られる日本のギターブランド。日本のギターブランドは品質が高いものが多いので、いろいろと世界中で名前が知られていますが、中でも大きなメーカーとして知られているもの、といえばIbanez、そしてESPだと思います。両ブランドとも、特にハイゲインな楽曲を得意としているモデルが多く、世界中でメタルバンドのギターといえばIbanezとESPが明らかに2強といえるほど浸透していますね。どちらも技術力が非常に高いのは言うまでも無いんですが、日本国内に於いて、ブランドの方向性は全く違うものとなっているのも事実です。ESPは特に国内のギタリストのシグネチャーモデルが非常に多いのに対し、Ibanezは海外のギタリストのシグネチャーモデルに力を注いでいます。
そんなIbanezが、あえて今、日本人ギタリストのために作る新たなシリーズ「Ibanez GENESIS COLLECTION 」が登場です。ラインナップされている4モデル、それぞれ見てみましょう。
Ibanez GENESIS COLLECTION RG670AH
【エレキギター】Ibanez GENESIS COLLECTION RG670AH-NTF 【10月中旬発売予定】 |
ピックアップはHSH配列で、Ibanez V1、Ibanez S1、Ibanez V2の自社製モデルを搭載。ブリッジはロック式のEdge tremoloで、リテイナーバー付のロックナットという構成。最近のIbanezとしてはクラシックなトレモロを採用しています。ペグはGotoh SG381です。
ナチュラルカラーのボディにダイレクトマウントされるオープンピックアップに、ゴールドハードウェアを組み合わせ、ブラックのヘッドで全体を引き締めた、無骨さとゴージャスさを併せ持ったモデルとなっています。
Ibanez GENESIS COLLECTION RG670MH
【エレキギター】Ibanez GENESIS COLLECTION RG670MH-NTF 【10月中旬発売予定】 |
Ibanez GENESIS COLLECTION RG570
【エレキギター】Ibanez GENESIS COLLECTION RG570 【10月中旬発売予定】 |
Ibanez GENESIS COLLECTION RG550
【エレキギター】Ibanez GENESIS COLLECTION RG550 【10月中旬発売予定】 |
さて、このシリーズがなぜ日本人ギタリストのためのものなのか。このモデルは、IbanezのPrestigeシリーズやj.customシリーズではないモデルとして、細部に至るまで国産を追求したモデルとなっています。ボディやネックはもちろん、ピックアップも自社製を使い、またIbanezらしさの強いHSH配列を採用。ペグもGotoh製。また、Ibanezとしてはクラシックなブリッジと書いたEdge tremoloと、リテイナーバー付のロックナット、TOP LOK IIIも国産Ibanezオリジナル。演奏製を考慮したネックジョイントのプレートには、GENESIS COLLECTIONのみの通し番号が振られているということです。RG570とRG550のカラーも、80年代からのIbanezらしさを改めて強調したラインナップとなっている、ということですね。
日本のブランドであることを強く誇示したシリーズとなっています。こういうの、良いですね。
人気blogランキングへ