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様々なモジュレーションをミニサイズにまとめたペダル「Mooer Mod Factory」、レポートします!

非常に多彩なミニサイズペダルをラインナップし、その独特なノブ配置にフォロワー(と、さらにクローンも)まで出てきている中国のエフェクターブランド、Mooer
そんなMooerが2013年の最後に発売し、また次の2014年NAMM SHOWにも出展される予定のペダルが以前ご紹介したMod FactoryThe JuicerSlow Engine、そしてThunderballです。
今回、その中からモジュレーションエフェクトをミニサイズにまとめたペダル「Mooer Mod Factory」を試すことができましたので、レポートしたいと思います。

Mod Factory

こちらが、そのMod Factoryです。コントロールは、大きなノブがエフェクトを選択する11ポジションのロータリースイッチで、3つの小さなノブがCTRL1、CTRL2、DEPTHとなっています。全エフェクトに共通するのがDEPTHコントロールで、あとは選択するエフェクトによってパラメーターが変わる方式ですね。
選択できる11種類のエフェクトは、CH、FL、PH、EPH、TR、ST、VB、UV、AW、TW、ER。順にコーラス、フランジャー、フェイザー、エンヴェロープフェイザー、トレモロ、スタッター、ヴィブラート、ユニヴァイブ、オートワウ、タッチワウ、エンヴェロープリングモジュレーターとなっています。

各エフェクトにおけるパラメータはこのようになっています。

では、レポートしてみましょう!

  • セッティング

Fender American Standard Stratocaster


Mooer Mod Factory

Roland JC-120
Roland JC-120
というわけで、いつものセッティングでした。

  • 操作性

まずは操作性について、これはおそらく、Mooerのペダル全てに言えると思いますが、小さな黒いノブ、これがすこし見づらいです。現在の設定が分かりにくいので、最小や最大まで回してから設定したい角度にセットする、というような使い方が基本になってきます。
もちろん、このサイズと価格を実現するために仕方のないことと言われればその通りなんですが、そこは少し気になりました。
他は、選択したエフェクトのパラメータをある程度覚えておく方が良さそう、ということですね。ただ、ペダルの左右側面に、上のエフェクトとパラメータの表がそのまま載っているので、分からなければ側面を見ればすぐに理解できます。その表の載せ方も良い感じで、明らかにMooerペダル自体のデザインレベルが高くなっていることも感じました。
 

  • サウンドレポート

では、音色について見ていきます。
今回はマルチエフェクトペダルということで、各エフェクトごとに簡単に音の印象を書いてみたいと思います。
まずはコーラス。このコーラスは、とても使いやすくさわやかな音色が特徴です。少しCH-1を思わせるようなスタンダードなコーラスサウンドで、若干ハイが削れるので暖かみもあるアナログ風コーラスを目指したものだと思いました。
フランジャーは、コーラスと同じような特性を持っています。あまり濃いフランジャーという感じではなく、どちらかといえばあっさり系のフランジングサウンドが特徴。とはいえ、歪みを加えればけっこうしっかりとジェットっぽい音も作れそうな雰囲気でした。
次はフェイザーですね。このフェイザーはなかなか気持ち良かったです。少しフィルター系エフェクトに近いような雰囲気もあるサウンドですが、特にカッティングなどで威力を発揮するようなタイプのフェイザーだと思います。Depthは最大でもそこまでうねりは強くならないので、強烈なフェイザーというわけにはいかないんですが、十分にフェイザーらしい、コムフィルターが効いたサウンドです。
EPH、エンヴェロープフェイザーは面白いですね。かつてAKAIがIntelliphaseというフェイザーを作っていたことを知っている人もいるかとおもいますが、あのタッチフェイザーと似たようなフェイザー効果となります。CTRL1、Sensコントロールの調整が少しシビアかとも思いましたが、ここをしっかりと調整すればカッティングやリードなどでおもしろい効果が得られます。
トレモロは、とてもクラシカルなサインウェーブのトレモロサウンドですね。いわゆるサーフミュージックによくある、とても美しいスタンダードなトレモロサウンドでした。
ST、スタッターというエフェクトは、平たく言えば非常に激しいトレモロです。スクエアウェーブのトレモロに近く、マシンガンと呼ばれるようなトレモロ効果も得られます。しかし、このトレモロはそれ以上に、まるで音のON/OFFを激しく繰り返すような効果なので、マシンガンを超えた、グリッチ的な効果も作ることができます。このエフェクトはシンプルですがかなり個性的でした。
次はヴィブラートですね。これはおそらく、コーラスの原音カットということになるんじゃないかと思います。揺れ方がコーラスと非常に似ていて、また深いエフェクトにはならず、あくまでもさわやかなヴィブラートです。
ユニヴァイブエフェクトは、これはかなり薄味のユニヴァイブという感じですね。オプトカプラの独特の揺れをかなりがんばってシミュレートしたような、熱意を感じるエフェクトですが、ジミ・ヘンドリクスのような強烈にシュワシュワするサウンドは、今回のセッティングでは作ることができませんでした。試奏ではなく大音量で弾けばもしかしたらもう少しエフェクトを強く感じられるかも知れません。
オートワウは、かなりしっかりとしたワウサウンドがかかります。オートワウなので、Rateで設定したスピードに合わせて常にフィルタが開閉するエフェクトで、フェイザー的な雰囲気もあるんですが、もっと濃くミッドが強く出るエフェクトです。いわゆるスタンダードなオートワウ、ですね。
タッチワウも、オートワウ同様、しっかりとしたフィルタがかかるんですが、ここもSensの設定が少しシビアですが、きちんと設定すれば非常に効果的なエフェクトです。
そして最後にエンヴェロープリングモジュレーター。これはとんでもないエフェクトでした。Sensの設定はタッチワウと同様の効きなので、エフェクトを動かそうとすればきちんと設定する必要がありますが、Sensを最大にしておけば、普通のリングモジュレーターとして使うことができます。Sensを動かすとリングモジュレーターの周波数も変わるので、応答性だけでなく音もすぐに変わります。そして、しっかりと設定したときのサウンドはまさにカオスでした。原音とオシレーターがブレンドされて出力されるので、クリーンサウンドで使うとクリーン音とリングモジュレーターのオシレーターが分離するような感じですが、その前にファズなどを使うと凄まじくとんでもない音色になりそうだと思いました。
 
サンプルムービー

というわけで、Mod Factoryのレポートでした。
このペダル、すごいと思います。たしかに一部、少し設定が難しいエフェクトもありましたが、これだけのサウンドをこのサイズで、しかも手頃に実現できているのはなかなか無いと思います。
あまり濃いモジュレーションサウンドは苦手なようですので、例えばエレハモのモジュレーションのように濃厚なサウンドが好みだと、合わないかもしれませんが、BOSS系のさわやかなサウンドが好みなら、試してみる価値があるかと思います。
また、エンヴェロープリングモジュレーターの超個性派サウンドだけでも使う価値があると思いました。
面白いペダルです。

 
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