Vestax USB MIDI コントローラー VCI-380 ベスタクス VCI380 |
Vestaxといえば、今でこそDJ機器メーカーとして名を馳せていますが、かつてはギターやエフェクターなども製作していました。創業者はあの椎野秀聰氏。現在はGuitar Salon PACOで活動され、また本人が権利を持つD'Angelico製品の販売などを手がけています。
椎野秀聰氏は、Vestaxの創業者ですが、現在日本を代表する世界的ギターメーカー、ESPの創業者でもあります。その前は富士弦楽器(現フジゲン)でGreco製品を手がけており、さらに前は日本楽器製造(現YAMAHA)に在籍していました。フェルナンデスの常務取締役を務めた経験もお持ちです。ESPは創業後すぐにやめてしまい、1977年にVestaxの前身である株式会社椎野楽器設計事務所を設立、当初はエレキギターを中心に制作し、後にVesta Fire等のエフェクターも製作していきます。(関連:僕らが作ったギターの名器)1987年、社名がベスタクス株式会社となり、以来世界的なDJ機器メーカーとして成長していきました。
DJ機器は、ギターエフェクターとかそういうレベルではなく、デジタル化の波を受けた業界です。アナログレコードがCDになり、そしてCDがほとんど姿を消してデジタルプレイヤーが当たり前になりました。DJは音源を加工し、つなげたり混ぜ合わせて新しいものを作り出します。その元になる音源の形が変わるわけですから、その影響は測りしれません。いわばギターの形がまったく別のものに変わったとかそういうレベルの話になってきます。
私はDJ機器に詳しくないので、Vestaxがそういった流れの中、どういう立ち位置だったのかはよく分かりませんが・・・こうして1つの時代を築いたものが無くなっていくというのはやはり寂しいものですね。
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