「BECOS CompIQ STELLA Pro Compressor MkII」。
多くのコントロールを搭載しています。
まず、RATIO、THRESHOLD、ATTACK、GAIN、X-EQ、RELEASEコントロール。X-EQはチルトEQで、使用する環境の違いによる音色の違いを補正することができます。
THRESHOLDはコンプレッサーが動作するシグナルレベル、RATIOは圧縮率で1:1~1:∞まで。1:∞はいわゆるリミッターです。
ATTACK、RELEASEはコンプレッサーが動作するときとコンプレッサー動作終了時のスピードコントロール、GAINはインプットゲインですね。
さらにノブの間に小さなスイッチがあります。KNEE、TIMING、EQ PIVOT、FEEDのスイッチ。KNEEのはコンプレッサーが動作したときのかかり具合、TIMINGはMモードでATTACK、RELEASEノブが有効になり、FとSはオートアタック・リリースで速い/遅いのモードとなります。EQ PIVOTはX-EQの中心周波数をH(1kHz)とL(330Hz)で切り替え。要はギター用ベース用の切り替えです。そしてFEEDでフィードバックコンプレッサーとフィードフォワードコンプレッサーを切り替えます。フィードバックの方が少しマイルドになります。
そしてフットスイッチ周りにもコントロールがあります。MIX、HI SCF、LO SCFのノブがあります。MIXはクリーンミックスですね。HI SCF、LO SCFはサイドチェインの設定。
コンプレッサーはインプットシグナルをコピーして、コンプレッサーの動作用に使います。これは実際の音には関係なく、コンプレッサーが動くかどうかを判断する(THRESHOLDで調整)ために使います。このコピーしたシグナルのHIとLOを調整するのがHI SCFとLO SCFです。
HIを高くすると高域でコンプレッサーが動きやすくなり、LOを上げると低域でコンプレッサーが動きやすくなります。もちろん下げれば逆になります。
例えばベースで使うとき、コンプレッサーがかかりすぎると感じるならこのLO SCFを下げたりして使います。
さらに内部に2つスイッチがあります。これはコンプレッサーのボイシングを調整するスイッチで、ブライトなモードやミッドカット、真空管的、透明の4つのモードを切り替えることができます。
9-18Vで動作するのも特徴です。
DIアウトは手前右側面にあり、TRSステレオアウトでバランスドシグナルを出力します。内部にDIアウトのグラウンドリフトのジャンパがあります。
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