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届かなかった「憧れ」

今回は、少し昔話をしたいと思います。あれは、昔といっても3〜4年ほど前のことになりますかね・・・。ある楽器屋さんでの試奏にまつわるお話です。これは、「ギターを選ぶ」上で、何らかの参考にもなる事柄だと思いますので、是非読んでいただければと思います。
ある日、暇をもてあました私は、繁華街にある大きな楽器屋さんをぶらぶらとしておりました。当時、自分の音作りに嫌気が差していた私は、自分の未熟さを棚に上げ、機材のせいにして逃げるという、ありがちなスランプに陥っていました。
「こんなグレッチなんて使いにくいギターでいい音なんて作れるのか?」と。
もちろん、グレッチは非常に気に入っていましたから、手放そうなどとは考えていませんでしたが、「いいギター」「有名なギター」をいろいろ見て、できれば音を出して、その有名なギターからどんな音が出るのか、リスナーとしてではなく、プレイヤーとして知っておきたいという気持ちもあって、壁に掛けられている様々なギターを見ていました。(それと、顔は普通だけど性格がかわいい、ちょっと好みの店員さんがいてたのもありましたけどw)
目標は、2大ソリッドボディともいえる、「ストラトキャスター」と「レスポール」です。Fender USA、Custom Shop、Gibson、Historic Collection・・・どれもこれも目移りするものの、価格を見てあきらめている、そんな状況のなか、ふと安売りコーナーに目が留まりました。
安売りコーナーというのは、いわゆる「ちょいキズ品」「ワケあり品」をまとめて置いてあるコーナーで、そこにあるギターは一流メーカーのものばかりです。
そのコーナーの、ちょっと奥にそいつはいました。

ブランコテイルピースからストップテイルピースに変更された頃、1956年の極太ネックにP-90マウントのゴールドトップを復刻したモデルです。特に私の試したモデルは珍しく、普通はナチュラル仕上げのボディの裏までゴールドの塗装がなされていました。(たまに存在します。バックが黒いものもあります。どちらも木目がイマイチ、と判断されて、塗りつぶしてしまったものだということです。)

付けられた価格は、¥220,000・・・当時の、本来の相場の半額です。少し緊張しながら、お気に入りの店員さんに試奏をお願いしました。試奏のセッティングは、もう覚えていません。15W〜30Wくらいの小さなマーシャルアンプに直結してくれました。

本当は最初の歪ませたワンコードで充分だったんです。ですが、その音はあまりにも心地よく、弾いているうちにすぐに1時間が経っていておどろきました。グレッチの薄いネックになれていた私は、この極太ネックは左手が痛かったのですが、それでも、アンプから出力される音は素晴らしく、左手なんて鍛えればいいや、と、まだ買ってもいないのに思ったりしていました。

それから約1ヶ月にわたって、5〜6回そのギターを試しました。そして本当に悩みました。ですが当時私はお金がなく、ローンだと2年かかる・・・そのローンを払いながら音楽ができるのか・・・。当時の私の判断は、「無理」というものでした。

ちなみに値段が安くなっていた理由は、Gibson Custom Shopの保証書が欠落しているから、とのことでしたが、その点についてはなにも気にしていませんでした。ただただ、あのP-90のシングルコイルらしい繊細さと、その重厚な、そして選び抜かれた材で組み上げたれたボディとネックによる太い音が合わさった、すばらしい音がほしくてたまりませんでした。

結局、私の手に入ることのなかったそのレスポールですが、いまだに、あのとき無理してでも買っておくべきだったと思います。あの時買っていたら、おそらくグレッチと共にずっと使っていく、これさえあればいい、というギターになっていたことだと思います。

ヒスコレの、いや、ギブソンカスタムショップの実力は本当に素晴らしいものです。私はそれを、身を持って体験することができました。必ず、いつかは手に入れることを誓いつつ、『「これだ!」と思ったギターは無理してでも買うべきである!』という経験をもって、今回の昔話を終わりたいと思います。
 
ギター選びをされるときは、積極的に試して、気に入るものをみつけて手に入れてください。おそらく最高の感動がその先にはあると思います。



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