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Noah'sark DISTORTION”B”

Noah'sark DISTORTION “B”/Distortion

Noah'sark DISTORTION “B”/Distortion
価格:6,825円(税込、送料別)

先日、某掲示板の歪み系を語る場所にて、当サイトの記事の間違いが指摘されたNoah'sark DISTORTION”B”を試してきました。やはり自分で試してこそ、その価値は分かりますね。
ひょんなことがキッカケで試すことができて、よい感じでした。
この、Noah'sark DISTORTION”B”ですが、「B」の名前は「Mesa/Boogie」から来ています。
現代において、メサ・ブギーといえば「Rectifier」シリーズが有名で、メサブギー=モダンハイゲインというイメージがありますが、もともとはフェンダーアンプの改造などを行っていて、レクチフィアーはどちらかというとそれまでのイメージからはかけ離れたものでした。

ちなみにRectifierとは「整流回路」という意味です。名前の由来を公式サイトから引用すると・・・

「RECTIFIER」(整流回路)というネーミングからも分かるようにプリ部だけでのサウンド・メイクに留まらずパワー部での積極的な音作りをも可能とする最新のテクノロジーを満載し、広く音楽シーンに欠かせない存在となっています。

と書いてありますが、意味がわかりませんね。この名前の由来は、メサ・ブギーが最初の「Rectifier solo head」で搭載して特許を取った、「Rectifier Select」によるものだと思います。これは整流回路(Rectifier)をシリコンダイオードと真空管の2種類で切り替えが可能で、これによってハイゲインサウンドの向いたサウンド(シリコン)と、ヴィンテージアンプ向けのサウンド(真空管)を切り替えて、それぞれに合った音作りができるというものです。

はい、話が逸れてきましたので戻しましょう。現在において、メサブギーサウンドといえばこの「レクチサウンド」といわれるほど定着していますので、私もつい、このNoah'sark DISTORTION”B”をレクチ系ディストーションとして紹介しましたが、どうやら違っていたようです。ついでにノアズアークの公式サイトでは「モダン・ハイゲインという言葉を生み出した、アメリカン・スタックアンプを彷彿させるファット&LOUDなDISTOTION」(原文ママ、なんでファットだけカタカナ?)と書かれているのにも騙されてしまいました。
というわけで、この「B」が作りたかったサウンドの元となったアンプが、こちらです。

なぜ言い切れるのか?それはNoah'sark DISTORTION”B”のもつ独特のコントロールにあります。Distortion ”B”は、GAIN1、GAIN2、VOLUMEというコントロールを持ち、トーンコントロールを持たず、GAIN1と2を組み合わせて音を作っていきます。そして、Mesa BoogieのMarkシリーズはVolume1、Volume2、Master、Treble、Bass、Middleというコントロールをもち、Volume1とVolume2をうまく組み合わせて音を作るという独特の構成となっているので、このNoah'sark DISTORTION”B”は、Mark Designsのサウンドを目標にした、といえるわけです。
というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、いつもどおり、セッティングから行きましょう。

GIBSON 60s Les Paul Standard

 
今回は王道のセッティングができました。なので音の傾向も分かりやすかったですね。それではサウンドレポートいってみます。

  • 操作性

先ほども書いたように、GAIN1、GAIN2、VOLUMEというコントロールですが、GAIN1で高音部、GAIN2で低音部をそれぞれ重点的に歪ませたものをミックスして行います。これがなかなか面白くて、非常に微妙なニュアンスの効き方をします。これだけでもあの「音作りに1週間かかる」といわれるくらいの効き方をするEQを搭載したレクチ系ではないことが分かりますね。
こんな独特のコントロールですが、シンプルな構成なので迷うこともなく、操作性は非常に良好です。

  • サウンドレポート

実は、これを試す前にいろいろと評価を見てみたんですが、「歪まない」という声が多くありました。ただ、そういう評価をされた方は、レクチ系だと考えていたようで、「あの」重厚かつ厚みのあるハイゲインサウンドを求めていたようです。が、そのレベルでなくていいのなら、これは十分に「歪む」ディストーションですね。音の傾向としては、中域に音を集めた歪みで、倍音も非常に豊かです。しかしゲインを下げていくとブースターとしても使えそうな、低いゲインの歪みも作ることができます。
GAIN1のみを下げるとトーンを絞った感じ、2を下げるとトーンを上げた感じになるのもおもしろいですね。意外と倍音成分はGAIN2の方が多いように感じました。
1、2ともフルゲインにすると、まさにブギーサウンドともいうべき、「音の粒が膨れ上がって密集しているけれども潰れていない」というサウンドに近づいていき、どちらかというとOffSpringのようなハードロック系サウンドに近いメロコア系に合うような気がしました。これはいままでにないディストーションですね。これでトゥルー・バイパス、そして1万円を切る(どころか8000円を切る)価格なのですから、すばらしいと思います。いいペダルですよ!

というわけで、今回はNoah'sark DISTORTION”B”の試奏レポートでした。ぜひとも試して欲しいペダルだと思います。
そうそう、この帰り道、心斎橋でFerrari F430を見かけたんですよ。そのアイドリングサウンドを聞いたんですが、まるで素晴らしいドライブサウンドのように、中低域がきれいに強調され、倍音が豊かでありながら芯のある引き締まった音でした。フェラーリサウンドは「極上のサウンド」とよく言われますが、ギタリストの求める音はこれなのかもしれませんねw



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