Sansamp GT2をはじめ、アナログ回路にこだわったアンプシミュレータを発表し、人気のTech21から、新たなシリーズが登場です。
これまでのオールインワンタイプのSansampに対するかのうように作られた新しいSansamp「Charactor Series」は、その名の通り、それぞれのキャラクターに特化した音色のサウンドを作り出すシミュレータで、ギター用4種類と、ベース用が1種類あります。もちろん、アナログ回路だそうです。
では、発売された5機種を見ていきましょう!
TECH21 SANSAMP Blonde (ブロンド) 【smtb-u】 |
HIGH、MID、LOWの3バンドEQとLEVEL、DRIVE、そしてCHARACTORコントロールという、このシリーズ全モデルに共通するコントロールを持っています。特徴的なのはCHARACTORコントロールで、「ミッドレンジのサチュレーション、ドライブ量、アタック、周波数を年代ごとのいろいろなアンプに似せて変える」とのことなのですが・・・要するに、これまでのSansampでアンプのタイプを選んでいたスイッチが、このシリーズではモデルごとに基本的な音色を限定したことで連続可変コントロールへと生まれ変わった、という感じでしょうか。
きらびやかなクリーントーンから、低域の強いオーバードライブサウンド、高域のパンチが効いたツイードサウンドなどを作り出すということです。アメリカの代表的なJensenの12インチスピーカーでのサウンドをシミュレートしていて、直接ラインで録ることもできるようになっています。
Tech21 Sansamp Liverpool |
暖かいクリーンサウンドからAC30のオーバードライブトーン、ブライアンメイスタイル、トップブーストサウンドなど、往年のイングリッシュロックのサウンドを作り出すペダルです。
スピーカーシミュレートは、アルニコブルースピーカー、いわゆるセレッションのブルースピーカーとなっているようです。
Tech21 ( テック21 ) British |
【在庫入れ替えセール!当店通常価格より10〜30%OFF】Tech 21 California / ブギーMk・スタイル... |
サンタナ等のマーク系、のびやかでスムーズなブルースサウンドはもちろん、そしてCHARACTORコントロールをフルアップにすれば、モダンハイゲインアンプを代表する、レクチサウンドにもなるようですね。スピーカーシミュレートは、Mark系に使われていたEVの12インチスピーカーとなっているようです。
Tech21 テック21 サンズアンプ ベース用エフェクター VT BASS アンプシュミレーター |
というわけで、「新しいSansamp」をご紹介してみました。このシリーズは、BOSSのFenderと提携したアンプシミュレータの影響か、それともSansamp自体がもう古いペダルの領域になってきたからなのか・・・そのあたりのことは分かりませんが、どちらにしても、プレイヤーがより特化し、好みに合わせた選び方ができそうなモデルだと思います。デジタルモデリング全盛の今、あえてアナログ回路にこだわっているのも良い感じですよね。どれもおもしろそうです。