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Van Amps Sole-Mate


先月、軽くご紹介したスプリングリバーブペダルのVan Amps Sole-Mate。長いこときになっていたこともあり、結局注文してしまいました。これいいですよ〜、というわけで、さっそく見ていきましょう!

Van Amps Sole-Mate


こちらが、Sole-Mateです。アメリカのアンプメーカー、Van Ampsのスプリングリバーブペダルです。ラインナップの形としては、Reverbmateシリーズの、Sole-Mateというペダル、というようになるみたいですね。Reverbmateシリーズでは、ステレオというか、ドライとウェットを別に出力するタイプで、電池駆動もできる「Reverbmate」と、モノラル仕様で電池駆動不可な「Sole-Mate」があります。電池駆動については、どうやらReverbmateは18V駆動、Sole-Mateは12V駆動のためこういった違いがあるみたいですね。スペックだけ見るとSole-Mateの方が安そうですが、実は価格は同じで、それぞれの環境によって選択する、という形となっています。私の場合、自分のアンプ(Greco GVA Custom)が1INPUT仕様なので、Sole-Mateを選びました。では、写真を見ながらご紹介していきます。

コントロールは2ノブです。OUTPUT LEVELとDWELLというコントロールが搭載されています。OUTPUT LEVELはリバーブの音量というか・・・Effect Levelコントロールとなっています。ですので、これを上げても全体的な音量はほとんど変わらず、リバーブ音が大きくなります。DWELLコントロールは、いわゆるDecayコントロールのような感じです。DWELLには「音を長く伸ばす」という意味がありますが、その名前の通り、残響音の長さをコントロールします。といっても、デジタルリバーブのようにかっちりとコントロールできるのではなく、ある程度曖昧な感じがアナログ感にあふれます。

フットスイッチは2つ搭載されています。写真左側がリバーブのON/OFFで、右側はAUX SWITCHというものです。AUX SWITCHは、スイッチの下にあるAUX JACKを使って、アンプと接続することでアンプのフットスイッチとして使えると言う物のようですね。これは使ったことがないのでどんな感じかは分からないです。ちなみに、PAT. PEND.と書かれているので、どうやらこのペダル、特許出願中みたいですね。

INPUTはペダルの手前側に・・・

OUTPUTが奥側にあります。まるでアンプヘッドのようなIN/OUTの配置となっていますね。おもしろいです。ペダルでこれだと不便かな、と思ったんですが、かなり大きさがあるので、特に問題ありませんでした。
では、内部を見てみましょう。

内部はこんな感じです。中央を占拠するスプリングリバーブユニットが目を惹きますね。写真手前側がフットスイッチ側となっています。フットスイッチを見た感じでは、トゥルーバイパスではないようですね。

そのフットスイッチのすぐそばにある基板です。たぶんバッファだと思います。

アウトプット側の基板です。写真左側がリバーブの制御をする回路、右側が電源関係の回路となっているようです。中央右よりに廃熱版の付いたICがありますが、調べたところレギュレータでした。
内部はこんな感じですかね。そうそう、このペダル、どのくらいの大きさがあるのかと言いますと・・・

こんな感じです。BOSSサイズとMXRサイズで比較していますが、比べると余計大きく見えますね・・・。写真右奥に写ってしまった、なんかザクの目みたいなやつはPC用ゲームコントローラの受信機です・・・ww
さすがにこれだけ大きいと、部屋の中で床に置くのがちょっと大変なので、普段は・・・

こんな感じで、アンプの上に置いています。これだとフットスイッチも手で操作するしかないんですが、だいたい常時ONにしてるので、私の場合は問題無いです。このペダルは、注文のときにいろいろとカラー等を選べます。私は最初からアンプの上に置くつもりだったので、GVAと色を合わせてみました。ノブ等の雰囲気も似ていて、お気に入りです。

では、レビューいってみましょう。

  • 操作性

コントロールはシンプルなので、特に迷うこともありません。説明の方でも少し触れましたが、INPUTとOUTPUTの場所も、特に問題ありませんでした。というか、ペダルがかなり大きいので、ボードに入れたりする場合にはその点がポイントになりそうですね。アダプタは専用の物が付属しています。

  • サウンドレポート

では音を。いつものように、音源をUPしてみました。

サンプル1
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まずは深めに設定して、エフェクトのONとOFFでの違いです。最初はエフェクトOFF、続いてONにしています。設定は、OUT LEVEL、DWELL共に3時の位置です。フットスイッチの音が入っていますが、アンプから出た音ではなく、普通にスイッチを押す音です。フットスイッチの切替でノイズはありません。

サンプル2
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続いて、フルテンサウンドです。OUT LEVEL、DWELL共にフルです。スプリングリバーブらしいフレーズってのがあまり思い浮かばなかったんですが・・・独特のリバーブサウンドです。

サンプル3
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普段、常時ONにして使うときはこれくらいの設定にしています。OUT LEVEL、DWELL共に9時くらいの位置でこんな感じになります。

サンプルサウンドはこんな感じです。私はもともとスプリングリバーブって、なんていうか、もっと扱いにくいような印象を持っていました。たとえばベンチャーズやレゲエなんかには必須かもしれませんが、逆に言えばそれしかできないという風に思っていたんですが・・・このペダルを知って動画などを見ていくうちに、その考えも変わってきまして、そして実際に使ってみるとさらに変わりました。スプリングリバーブってすごいですね。残響がやわらかくて、とても使いやすいと思います。
私は、デジタルリバーブならTCのNova Reverbを使っていまして、これはこれで、いろいろなリバーブを作ることが出来てすばらしいペダルです。しかし、スプリングリバーブの音に関していえば、TCに限らず、デジタルのスプリングリバーブ音は、あまりにも「スプリングらしすぎる」こともあるのかなぁと思いました。
それこそ、ベンチャーズの音を作るなら、むしろデジタルリバーブで作った方がそれらしくなるような気もします。しかし、普通に、普段から使うリバーブとしては、デジタルのスプリングリバーブシミュレートの音は、あまりにもそれっぽすぎるように思います。私もまだまだですが、リバーブ音をいろいろと使い分けられるようになると、音作りがさらに幅広くなりそうに思います。
 
というわけで、Van AmpsのSole-Mateをレビューしてみました。このペダルは、やたらと大きくて持ち運びなどは大変そうですが、その分、これにしか出せない音があるペダルだと思います。もちろん、さらに「本物のスプリングリバーブサウンド」を求めるなら、真空管を使った、アンプヘッドのようなFENDER '63 Fender Reverbといった機材もあります。まぁそこまではいらないけれど、持ち運びが楽な本物のスプリングリバーブを探しているという方にはオススメなモデルだと思います。今のところ、国内だとなかなか買うことが出来ないのは難点かもしれませんが・・・。



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