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Pigtronix Echolution 〜きになるペダル Vol.68


最近きになっているペダルをご紹介します。EFFECTOR BOOK Vol.3のディレイの新製品コーナーでも紹介されていました、「Pigtronix Echolution」というディレイペダルです。

Pigtronix Echolution


Echolutionです。8つのノブに、10種類のトグルスイッチ、3つのフットスイッチが搭載され、ちょっと一癖ありそうな見た目がなかなかそそる一品ですね。デジタルとアナログのハイブリッドモデルとして紹介されるペダルですが、これは回路がアナログだ、とかそういう意味ではなく、デジタルディレイにアナログのモジュレーション回路を付けたモデル、という形になっているようです。かなり多機能なモデルですが、Eventide TIMEFACTOR等の、昨今のいわゆる正統派な多機能デジタルモデルはまた違った機能となっていておもしろいです。まずはその機能から見ていきましょう。各コントロールごとの説明を羅列してもいいんですがそれだとややこしいので、実際に使っているような雰囲気で書いてみすね。全ノブが0の位置、各トグルスイッチとフットスイッチがOFFとなった形が基本形とします。
では、どこから書こうかな・・・まずは普通のディレイとして使う場合で行きましょうか。まずペダルを接続します。ペダルの奥側に1IN2OUTのジャックがありますので、ステレオとしてつかうなら2OUT、モノラルならモノラルOUTのみにシールドを接続します。
中央のフットスイッチでペダルをONにします。このとき、ディレイはタップテンポモードのデジタルディレイとして機能するようになっています。ディレイタイムは右側のタップテンポスイッチを3回踏めば、最大20秒までの範囲でディレイタイムを決定することができます。4〜6回踏めば、踏んだタイミングの平均値でディレイタイムが決まります。
右側4つのコントロールが、ディレイの基本的なコントロールで、BLEND、DRIVE、Hi-Cut、Feedbackコントロールが搭載されています。BLENDコントロールは、ドライ音とウェット音のバランスを調整します。12時の位置で50:50となります。EventideだとMixコントロール、BOSSだとE.LEVELコントロールに該当する部分ですね。Feedbackコントロールで、ディレイのフィードバック、つまり残響の回数を調整します。これで、基本となるクリアなデジタルディレイサウンドとなります。続いて、DRIVEコントロール。これはINPUTのところでわざとクリッピングさせることで、古いデジタルディレイやテープエコーを使っているような音となります。クリップすると、右上の4つのコントロールの中央に設置されたLEDが点灯しますので、それを見たり音を聞きながら調整していくといいと思います。Hi-Cutコントロールは、残響音がだんだんこもっていくアナログディレイ風サウンドを作るときに有効です。
テープエコーのマルチヘッド等で作ることが出来た、マルチタップディレイにも対応しています。10個のトグルスイッチのうち、右側6つ・・・3×2の部分を使います。スイッチの周りに赤丸が描かれているところですね。これらを使うことで、ディレイタイムの1/4、1/2、3/4、1/3、2/3のタイミングの残響音を付加することができます。一番右上のトグルスイッチ、「Φ」は、1/4や1/2といったタイミングではなく、他の5つのトグルスイッチがONにされた数だけ、非常に短いタイミングでのディレイを付加することができるようになります。
タップテンポディレイではなく、コントロールノブを使ってのディレイタイム調整をすることもできます。左側のModulation DelayスイッチをONにすると、自動的にタップテンポモードではなくなります。左側の4つのコントロールの1つ、DELAY TIMEコントロールと、トグルスイッチの一番左上の、MODULATION DELAY TIMEスイッチを使います。このトグルスイッチは3モードとなっていて、上の位置からS、M、Lの設定が可能です。Sモードは10〜120ms、Mモードで100〜1200ms、Lモードで1〜12秒のディレイタイムをノブでコントロール可能となっています。さらに、ペダル左側のEXPRESSION PEDAL端子に20kのEXペダルを接続すれば、ディレイタイムを足下で可変させることも可能です。Feedbackコントロールと合わせて使うことで、デジタルディレイでありながら発振させることもできるようですので、足下でその音色を変えることもできますね。
この形で、左側の残り3つのノブを使ってみましょう。TREMORO、CHORUS、LFO SPEEDコントロールが搭載されています。これでモジュレーションディレイを作ることができます。TREMOLOとCHORUSコントロールは、それぞれトレモロとコーラスサウンドを付加することができます。0の位置だとトレモロ/およびコーラスはかかりません。これらは、単体のトレモロやコーラスペダルにおける、Depthコントロールと同じ役割となっています。そして、LFO SPEEDが共通のRateコントロールということになります。もちろん、いわゆるただのコーラスやトレモロではなく、これはモジュレーションディレイですので、単体のコーラス等では作ることができないような音も作れます。例えばChorusコントロールを上げて、ディレイタイムをMモードやLモードにすれば、もはやコーラスとはいえない、音程が上下するサウンドになります。強いうねりと浮遊感のある、独特なモジュレーションディレイならではのサウンドです。きれいなコーラスを作りたいなら、ディレイタイムはSモードにしておきましょうw
それでは残りのコントロールをご説明します。あと残っているのは3つのトグルスイッチだけですね。スイッチの周りに青丸のある、TRAILS、REVERSE、LOOPのスイッチです。TRAILSは、いわゆるシームレスディレイのON/OFFです。ペダルがOFFになっても、最後の残響音だけを残すことで自然にディレイを切ることができるというものですね。REVERSEはリバースディレイ。残響音が入力音の逆再生となって出力されるものです。LOOPはディレイをスタンドアローンループとして使うことができるものです。これは、エフェクトON時から設定されたディレイタイムの分だけを録音し、それをひたすらループするモードです。サウンド・オン・サウンドには対応していませんが、後からReverseスイッチを入れることで逆再生にすることができます。ペダル右側の、REMOTE端子に外部フットスイッチをつなぐことができます。BOSS FS-6のような2つのスイッチがあるフットスイッチならREVERSEとLOOPを、BOSS FS-5Lのような1スイッチタイプならLOOPを足下でON/OFF切替することができます。
以上が、Pigtronix Echolutionの機能となっています。最近の、「いろいろな音のディレイタイプとメモリー機能が付いた多機能デジタルディレイ」とはまた違った多機能さで、多彩な表現を作ることができそうです。しかも、私はこのペダルを一度も触ったことがない、というか実機を見たこともないんですが、それでも上のような説明文が書けてしまうくらいわかりやすくまとめられた操作系統も見事だと思います。
こちらに、デモビデオによるサンプルがあります。聴いた感じだと、基本的なディレイサウンドもいい感じですし、モジュレーションもきれいだと思います。これはおもしろそうです。是非さわってみたいですね〜。



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