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Guyatone Heat Exchanger O.D.


ようやくこのペダルのレビューをやろうと思います。ちょっと録音失敗が続いて、なかなかできませんでしたw
というわけで、Guyatone Heat Exchanger O.D.です。昨年の10月終わりに限定で発売されたペダルですね。先日、一部に改変が加えられた第二弾も登場しましたが、こちらは初代のモデルとなります。
では、いってみましょう。

Guyatone Heat Exchanger O.D.


こちらがその、Heat Exchanger O.D.です。GuyatoneのMighty Microシリーズ筐体を使い、ありそうで無かった木目調カラー(木製エフェクターはありましたがw)を採用したモデルとなっています。
コントロールは左からLEVEL、DRIVE、TONEとなっていて、中央の「Stomp Guard」という間違えてノブを踏まないようにする柵?の下に3モードの切替スイッチとEX Vol.ノブがあります。
このペダルはOFF時にエフェクト回路から完全に独立したバッファを通る構造(ABS)となっていて、バッファの音量調整をEX Vol.ノブで行います。要するに、トゥルーバイパスタイプのエフェクターのバイパス部分にバッファを入れたという形式ですね。これも、ありそうで無かった機能だと思います。

ペダル手前の「Guyatone」と書かれている部分は電池ボックスになっていて、コインネジでこのようにはずすことができます。電池交換は簡単ですね。
このペダル、非常に小さな筐体に完全独立したオーバードライブとバッファを組み込んであるので、内部はかなりギリギリです。

これ、分かりますかね?写真下と写真上の両方に基板がある、2階建て構造になっています。しかも上側の基板は両面にパーツがつけられています。こういう「がんばって入れた」というタイプのエフェクターって好きですw スイッチには3PDTタイプが採用されています。このスイッチはパッチノイズが入らないことで有名なGuyatoneオリジナルスイッチですね。

基板に使われているOpampです。といってもオーバードライブのためのものか、バッファのためのものなのか、それとも全く関係ないものなのか分かりませんw
抵抗やパーツ類も非常に丁寧に装着されていて、素晴らしいと思います。このペダルはたしか初回30台という、Guyatoneクラスのメーカーにしては少なすぎる限定数だったんですが、この内部を見るとそれも納得出来る気がしますね。なお、現在は第二弾が発売されています。

それでは、レビューの方いきましょう。

  • 操作性

結構な機能をこの小さな筐体で実現していますが、ちゃんと使い勝手も考えて作られていますので、細かい音作りでも特に問題無いのではないかと思います。3モードスイッチやEx Vol.はそれほど頻繁に変えることはないと思いますので、この位置で良いと思います。
ただ何かあるとすれば、インプット/アウトプット/DCインプットがそれぞれ非常に近い位置に搭載されているので、たとえばプラグの周りが太いタイプのケーブルを使ったりする場合はDCケーブルが挿さらない、ということがあるかもしれません。

  • サウンドレポート

では音を。今回も動画と連動してやってみました。
こちら(ニコニコ動画)か、こちら(Youtube)をご覧ください。なお、Youtubeバージョンは動画時間の関係上、冒頭のネタ部分をカットしています。(ギター弾いてる部分はカットしてません)
音はこんな感じです。動画だと音に合わせて文字を入れられるので便利ですね。作るのに時間はかかりますが・・・w
では、レビューを。まずこのペダル最大の特徴というか、驚きというか・・・それは、出力音量の大きさです。
通常のエフェクターでは考えられないほどの大出力に対応していて、そのままプリアンプとしても使えるようなレベルを実現しています。そのため、一般的なエフェクターでVolumeノブが12時〜1時くらいの音量が、このペダルでは9時前後の位置で出てしまいます。もともとそういうように設計されているため、不具合でもなければ間違いでもないんですが、何も考えずに12時くらいの位置で音を出そうとするとビックリしますねw
搭載されている3つのモードは、特に名前とかはついていない(Mode1〜3)んですが、あえてつけるとすればTS、ダンブル、ケンタウロスモードという雰囲気でしょうか。
Mode1はミッドレンジが恐ろしく強調される、もっともゲインの低いサウンドとなっています。出力の高いピックアップや、他のペダルやアンプをブーストさせることに特化したようなモードですね。うちのストラトはかなり出力の低いシングルコイルで、アンプも歪まないタイプなので、動画の単体使用ではちょっと相性が悪かったです。しかし、他のオーバードライブをブーストするととてもスムーズなサウンドになります。
Mode2は最もコンプレッションが低く、Mode1よりゲインが高く、ダイナミックレンジが広くて音量が大きいタイプのサウンドとなります。また、増幅される周波数帯はミッドよりではありますが、全体的にフラットに近いサウンドですね。ゲインを下げればクリーンブーストのように使うことも可能です。ゲインを上げると、広いレンジならではの音が迫ってくるような歪みとなります。また、ピッキングレスポンスも最も高いモードです。
Mode3はMode2よりもコンプレッションが強く、ゲインが最も高いモードとなります。ミッドレンジを中心に周波数帯全体ががばっと持ち上がるような特性の歪み方で、動画の中でも書いてますがKlon Centaur的なタイプの音になります。
個人的にはMode3のコンプレッション感が好みでした。Centaurに似てると言えば似てるのかもしれませんが、倍音の出方等は違うと思います。ケンタは豪華絢爛な倍音成分で、例えばマーシャルアンプをブーストしたりすると、「ギターの音しか聞こえない」と言われてもおかしくないほどの抜けの良さが特徴です。
対してHeat Exchanger ODのMode3はCentaurほどの倍音の濃密さはないものの、十分に豊かなハーモニクスとケンタよりもタイトな低域で芯のある音を作り出すような印象です。どちらが良いかは、好みだったり使う場面によって変わってくるのではないかと思います。
 
というわけで、Guyatone Heat Exchanger O.D.のレビューでした。独特の外観だったり、おもしろい機能だったり・・・ともすればキワモノ系と言われそうなギリギリのところで踏みとどまる感じ・・・それで音は非常に良いという・・・まさにGuyatoneらしさの溢れるペダルだと思います。
ビルダーToshi 鳥居さんのこだわりが詰まったモデルですね。おもしろいペダルだと思います。
 
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