ドイツのハンドメイドエフェクターブランド、OKKO。高いクオリティのサウンドと多彩な操作性で人気の高いブランドの1つですね。そんなOKKOですが、今月から日本国内での取扱代理店が新しくなりました。新代理店は、Sansampで有名なTECH21やVoodoo Labなど、多くのエフェクターを取り扱う株式会社オールアクセスです。
この機会に、OKKOのラインナップを改めて見てみることにしましょう。
OKKO TWIN SONIC
【エフェクター】OKKO TWINSONIC |
Level、Gain、Toneに、Cut、そしてPush、More。さらに駆動電圧を切り替えるLo/Hiスイッチを搭載し、ヘッドルームの高さを選択できます。
基本となるドライブサウンドはLevelとGain、そしてToneとCutを合わせて作ります。そして、左側のスイッチをONにすることで発動するブーストはPush、Moreで調整可能。このブースト自体はクリーンブーストで、Pushが歪みの前、Moreが歪みの後にかかるので、それぞれゲインとヴォリュームを調整することができるというわけですね。つまりプリ/ポストでそれぞれにかけるクリーンブーストを調整できる形になっているので、非常に自由度の高い音作りができるということになります。
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OKKO DIABLO
【エフェクター】OKKO DIABLO |
マーシャル系の歪みを作るディストーションペダルで、Level、Tone、Gainに加え、ローエンドをコントローするFeed、ミッドレンジの空気感をコントロールするBodyノブを備え、さらにヘッドルームを切り替えられるHI/Loスイッチを搭載。
あまりマーシャルのキャラクターを強く押し出すタイプではありませんが、その出音は明らかなマーシャル系で、かつキャラクター自体も軽く微調整できるので非常に使いやすいペダルとなっています。
OKKO DIABLO GAIN+
さらに、ゲインブーストスイッチとブースト量を調整する+ノブを備えたバージョンもあります。冒頭に載せた写真はこれですね。
試奏レポート
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OKKO DOMINATOR
【エフェクター】OKKO DOMINATOR |
Gain、LevelにBass、Mids、Trebleの3バンドEQ、さらにミッドレンジの出方を3種類から切り替えられるスイッチを搭載。ブリティッシュなハイゲインサウンドを網羅できるペダルです。現代的なミッドの強いハイゲインから、オールドスクールなミッドを抉ったドンシャリまでに対応できるペダルです。
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Diablo Gain+との比較
OKKO COCA COMP
【エフェクター】OKKO COCA COMP |
これまでの多機能なペダルとはまったく違った、非常にシンプルなペダルですね。光学式にオプティカルコンプで、コントロールはSingとPushのみ。Pushがヴォリューム、Singがコンプです。クラシカルなスタジオコンプサウンドを作り出す、シンプルですがハイクオリティなペダルです。エレキギターだけでなく、アコースティックやベースにも良く合うペダルとなっています。
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OKKO BASSTARD
【動画付き】【試聴可能】【あす楽対応】ファットパンチのある、ベース用のオーバードライブ/... |
Diablo Gain+に近いスタイルのペダルで、コントロールはTone、Mix、Bite、Gain、+、Level。Toneでミッドレンジを、Biteでトレブルをコントロールすることができるようになっていて、Mixでクリーンをブレンドして音程感をより強くすることもできます。
このペダルは最初から内部で18Vに昇圧されていて、常に高いヘッドルームが得られるようになっています。左のフットスイッチを踏めば+ノブで設定した分のゲインアップも可能となっているので、楽曲内でベースサウンドをより強く歪ませたい場面で使ったりすることができます。
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というわけで、Okkoのペダルを改めて見てきました。
コンプレッサーは少し違いますが、操作系を見るとなんというか、ドイツブランドらしい几帳面さが現れていると思います。細かく音作りを追求するには非常に良い感じですね。実際に弾いてみると分かりますが、このコントロールも単に数を増やしただけではなくて、要所要所で分かりやすいコントロールとなっているのも素晴らしいです。
音は全体的にブリティッシュより。そして非常に良い音を作るブランドですね。見かける機会が今後増えるかも知れません。その時は是非、試してみてください。
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