中国のエフェクターブランド、Caline。主に有名モデルを元にしたエフェクターを制作していて、時々楽器店で取り扱われたりもするブランドです。
今回は、アレとアレが元になったペダルが、楽器店でも販売されはじめたようなので紹介したいと思います。
まずはこの「Caline CP-43 Pegasus Overdrive」。
ペガサス。ペーガソス。ギリシア神話に登場する、翼の生えた馬です。ポセイドンとメデューサの子とされています。ファンタジーやゲームでは種族的に扱われて大量に登場したりするペガサスですが、実は原典では「赤兎」とか「ディープインパクト」みたいな感じで個体の名前を示すもので、1体しかいないんですよね。
ちなみに馬系の怪物といえばケンタウロスってのがいますが、あれは種族。なので個々の名前ではなく、ケンタウロス族ってのがいて、それをまとめてケンタウロスって呼んでいます。ということで、このペダル、ケンタウロス系のオーバードライブです。
Tone、Gain、Volコントロールを搭載。シンプルなクローンです。デザインがいろんな意味でおもしろいです。ペガサスって名前なのに描かれてる絵は羽根の生えた半人半獣の怪物ですし、そいつがなんかシェンカーモデルみたいなカラーのディンキーみたいなギターを弾いています。ペガサス要素が羽根しかなかったり、というかほとんどケンタウロスだったりしますが、それもまた良しという感じですね。
The Caline Pegasus Overdrive CP-43 Pedal - An Affordable Klon Style Pedal
そしてもう1つが「Caline CP-20 Crazy Cacti Overdrive」。モデル名「イカれたサボテン」。
ブースター付オーバードライブですね。Vol、Tone、Drive、Boostコントロールを搭載。ブーストは別途フットスイッチでON/OFF可能。(元モデルを考えれば)単体使用はできなさそう。
2つのミニスイッチを備えており、片方は3モードスイッチで、「Comp Cut」「FM」「Vintage」の3モード、もう1つは「MOSFET」「Standard」の2モード。
ここまで開き直ったら逆に笑えます。コンプカットとかFM(元モデルを考えればフラットミッド)って。それにMOSFETって。他で見たこと無いですよこの表記。アレ以外で。
もちろん、あれですね。TS系オーバードライブの名機であり、ブースト付TS系ODの大傑作モデル。MOSFETモードが追加されたのは2007年のこと。その最終版のスタイル。現在は後継モデルのFull-Drive 3が発売されていますが、その前のモデル、「2」が元となっているのは言うまでもないですね。
Caline Crazy Cacti Overdrive Pedal
まぁ、KLONEはともかく、「FD」系のペダルってほとんど無いので、これは面白いと思います。手頃な価格で名作のサウンドを試せるのは良いことなのかもしれませんね。
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