VOCALOIDシリーズをはじめとする様々なヴァーチャルシンガーがあります。
例えば、“ボカロ”を代表するキャラクター初音ミクはCRYPTONのキャラクターです。
初音ミクはV4までVOCALOIDのフォーマットに対応していて、最新版ではCRYPTONのPiapro Studio for NTでのみ使用する形となっています。
先に書いておくと、今回のパックはすべてVOCALOID対応モデル（これまでのPitpro Studioで使用するタイプ）です。4世代目のVOCALOIDの仕様となるため、最新のVOCALOID 6のAI機能等には対応していません。
この辺りの現在の状況について、先に簡単にまとめます。
VOCALOIDシリーズ
「ボカロ」というジャンルの語源でもあるVOCALOIDは、現在6世代目となっています。公式ショップからソフトウェアの購入や“ボイスバンク”の購入ができます。
Synthesizer V
CeVio AI / VoiSona
SONGとTALKがそれぞれあり、歌わせるだけでなく話させることに力を入れているのも特徴です。可不などの音楽的同位体プロジェクトのキャラクターをはじめ、AHS社のキャラクター、公式キャラクターなどがあります。CeVioはキャラクター、VoiSonaはアーティストという言い方をしているのも面白いです。共通するキャラクターもいます。
UTAU
utau2008.xrea.jputau-synth.com
録音された音声素材を組み合わせ、ピッチを決めて曲を組み立てるというスタイルのエディタです。誰でも合成音声を作ることができる反面、上記製品と比べると自然な歌にする、というのが大変だったりもします。重音テトの声が生まれたのもこのフォーマットからとなります。
CRYPTON PIAPRO CHARACTERS SUPER PACK
ということで、今回の新製品、CRYPTON PIAPRO CHARACTERS SUPER PACKについてです。
この製品はCRYPTONを代表する6つのボイスライブラリを、専用のSPという形で収録したパッケージです。
収録されているのはMEIKO SP、KAITO SP、MIKU SP、RIN SP、LEN SP、LUKA SP。新規にチューニングが施され、発音や声色の全体バランスが良くなったボイスライブラリです。
おそらくMEIKO V3、KAITO V3、初音ミク V4X、鏡音リン・レン V4X、巡音ルカ V4Xのスタンダードボイスを基本としたボイスライブラリとなっているかと思います。
4世代目までのVOCALOIDおよびPitpro Studioに対応。Pitpro Studioは付属します。VOCALOIDは最新の6でも使うことができますが、先に述べた通りAIなどのVOCALOID 6の機能を使うことはできません。Cubase LEも付属しているので、これだけでボカロ曲を作り始めることも可能です。
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