
先ほど投稿した、新曲「ハーモニー」にて使った音源プラグインとギターの設定などをまとめます。
曲はこちらです。ノスタルジックな感じのメロディから作っていったらなんかアコースティックとオーケストラな感じで、「みんなのうた」みたいになりました。
是非見てもらえると嬉しいです。
ここからは各パートのステムトラックの一部を載せつつ、使った音源などを載せていきます。
では、いってみましょう。
Vocalパート

3月にアップデートされたSynthesizer V Studio 2 Pro、相変わらず簡単にリアルな歌い方ができるのはもちろん、声の調整幅がすごく広がっていたり、AIリテイクで歌い方も簡単にやり直したりできます。もちろん手作業で細かく調整することもできます。
なので高いこだわりがある部分は自分で調整できますが、普通に歌ってもらう部分ではだいたいAIリテイクと歌い方、声の調整だけでできると思います。
メインヴォーカルと、LR振り切ったコーラスパートを作っています。LとRのコーラスパートはAI声を変えています。あと、ARA2対応でDAWと完全同期するようになったのも素晴らしい。テンポとか拍子の変更がリアルタイムで変わるし、プラグイン側から再生してもDAWと同期して自動的にDAW側も再生するのがすごい良かったです。
Harpパート
BEST SERVICE

そこに、Native Instrumentsの無料音源のIrish Harpをレイヤーした音です。
CELTIC ERA 2の音はコロコロとしたとても綺麗な音、NIのIrish Harpはアタック強めの音で、合わせることで厚みのある音を作ってみました。
Stringsパート
1つ目はEast West HOLLYWOOD ORCHESTRA OPUS EDITION

この音源のHollywood Orchestrator、Strings LongのBasic1サウンドを使いました。プラグイン側では調整は全然していません。ミックスでオートメーションで音量変化をつけています。

そしてもう1つがCinesamples MusioのCineSymphony。くっきりとして少し冷たい印象のEast West HOLLYWOOD ORCHESTRA OPUS EDITION
に、厚みのある柔らかな風合いのCinesamplesを合わせました。
Celloパート

ドラムが入っていない部分で、低音を支えているのがチェロです。ストリングスとまとめて聞こえるように作っているので、この順で載せます。これはCinesamples Musio
これはもう単体ですごく音が良い音源なので、ほぼそのまま使っています。中高域はソロストリングスらしいサウンド、そして低音域はエレガントな低音が出ていて、本当に音が良いです。ちょっとヴィブラート深めなので、それが問題なければいろんなところで使える音源だと思います。
Pianoパート

ドイツのピアノメーカーによるピアノ、Bosendorfer 280 Vienna ConcertのCloudy Grandというプリセットを元に作っています。ちょっとダークでメロウな感じのピアノサウンドがとても良い音で、これを基本に作っています。
Violinパート

今回ちょっと頑張ってみたのがソロヴァイオリンです。ストリングスのアンサンブルはけっこう簡単に打ち込めるんですが、ソロヴァイオリンはなかなか難しいです。特に中低音域のヴァイオリンは難しかったです。
ということで、ヴァイオリンパートは3つの音源をレイヤーしてみました。
1つ目がKomplete Ultimateに入っているStradivari Violinです。
これは試しに音を出すと良い音だな、と思ったのでこれをメインにしています。

2つ目の音源はCinesamples Musioに入っているTaylor Daveis Violinです。この音源はオーケストラ系ではなくポップスやカントリー系のヴァイオリンです。明るくて柔らかいヴァイオリンサウンドです。ヴィブラートが細かく調整できないので単体ではちょっと使いにくい面もあるんですが、こうしてレイヤーすると音に厚みが加わって良いです。

もう1つもCinesamples Musioから。Hardanger Fiddleというフィドル音源です。フィドルはヴァイオリンの別名で、民族音楽などで使われる際にフィドルと呼ばれます。
このフィドル音源は、ちょっと総合音源っぽいというか、正直フィドルとしてはそこまでリアルではありません。リアルなフィドル音源はCELTIC ERA 2に入ってるフィドルとかは良い感じですね。ただ今回はヴァイオリンのエグみというか、ちょっと低音付近の響きだけを加えたかったので、Musioの方を加えました。バランス的にはほんの少し加えた、くらいの設定です。

また、今回ヴァイオリン音源には全てAmpliTube 5プラグインが入っています。なんのためかというと、IRをミックスするためです。ヴァイオリンのIRをドライ/ウェットでミックスすることでよりリアルな音を作りたかったんですよね。
IRは無料のものです。
イタリアのAngelo Farinaさんのページで公開されているヴァイオリン・ヴィオラIRと、pe_maceさんによるIRを組み合わせて使ってみました。
Fluteパート

フルートパートはCinesamples Musio
Choirパート

間奏部分でハッ、ハッと言っているクワイアです。これも音源レイヤーしています。
メインはCinesamples Musio

そこに、Kontaktの標準クワイア「ア」を加えました。
Upright bassパート
Trilian
Drumパート
実はSD3は今回初めて使ったんですけど、良いですね。音もリアルだし使いやすいです。パラアウト(各マイクを個別のオーディオで出力すること)もやりやすい。これまで長く使っているBFD3.5
多くのドラム音源はパラアウトの際はMIDIを読み込んで内部でオーディオ化するんですけど、BFDのパラアウトは通しで音を鳴らしてそれを録音するような形なんですよね。なんか頭出しがちょっとズレたりすることがあって、それでやり直しになるのがちょっとマイナスでした。ほかは言う事無いんですけどね・・・。SD3はもちろんそんなこともなく、快適に使えました。

あとこれ。使うかどうかはそれぞれだと思いますが、SD3はプラグイン無いで打ち込みができるんですよね。これが個人的にはすごい楽で、とても良かったです。欲を言えば、これがARA2とかでDAWと完全同期すれば最高なんですけどね。現在は半同期(DAW側から再生・停止などをするとプラグインは同期するが、プラグイン内で再生するとドラムパートだけが再生される。テンポや拍子は自分で設定する。)となっています。
Timpaniパート

「迅雷轟く」のところで雷を演出しているのはティンパニです。これはCinesamples Musio
Guitarパート
最後にギターパート。ギターは打ち込みではありません。ギターパートは4つのトラックに分けています。
4つのうち2つはコードストローク、もう2つはアルペジオです。使ったギターはテレキャスターとPRS。
toy-love.hatenablog.com
toy-love.hatenablog.com
これらの記事で書いたテレキャスとPRSです。
Lチャンネル側にテレキャスターのアルペジオとPRSのコード、Rチャンネル側にPRSのアルペジオとテレキャスターのコードを入れています。
音はアコースティックですね。Kemperのアコースティックシミュレーターを通し、さらに各トラックにAmpliTube 5
でアコースティックギターIRをかけています。

IRはこんな感じで2つとドライ(IRなし)を組み合わせて使っています。
それぞれ使ったIRは下記。
- テレキャスターアルペジオ
Martin D28
Martin D42
- テレキャスターコード
Martin OM28
Fender Telecoustic
- PRSアルペジオ
Eastman AC422CE
Gibson Hummingbird
- PRSコード
Morris W-80
Guild D-260CE
IRは全てAcoustic IRのものを使っています。
ということで、新曲「ハーモニー」に使った全ての音源と、ギターの録音設定を載せてみました。まぁどのIR使ったとか細かいところはともかく、音源をレイヤーしたり、かなり細かくこだわって作ってみたので、何かの参考になれば嬉しいです。あとCinesamples Musioはクオリティ高い音源がけっこうあるので、本当に使えるというのもわかってもらえるのではと思います。
この後のミックスで使用したプラグイン等については、下記記事も是非!
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