久しぶりに基礎編シリーズやりますか。今回は「FUZZ」です。上に付けたリンクは、私がファズと聞いて思い浮かべるアーティストです。ファズといえばジミヘン、そしてローリングストーンズの「サティスファクション」!!
では、いきましょうか。
さて、ファズは最初の歪みエフェクターです。もともとはベースを録音中にミキサーがぶっ壊れて、音が歪んだんですが、その音が気に入ったアーティストがわざわざその壊れた卓でレコーディングしに来たようですね。結局、卓は治されて(当たり前ですね)その音が出なくなったんで、代わりにそれを再現しようとしたのがこの「FUZZ」のようですね。始まりからしてなんともロックンロールな話です。
ファズ編は1度で終わらせる予定ですので、いつもと形態を変えて、まずは超有名な、基本となるものから見ていきましょう。
- 基本形ファズ
Jim Dunlop JD-F2 FUZZ FACE
【新品】JIM DUNLOP ジム・ダンロップ JD-F2 Fuzz Face |
ヘンドリクスは、FUZZ FACEの後にワウ・ペダルを繋ぎ、基本的にのっぺりとした電子音的なファズサウンドを生き生きとしたサウンドに変えてしまいました。彼の超絶変態ギタープレイもさることながら、何よりも「生きた音楽」を残したことが、彼が伝説のギタリストとして称えられる最大の理由でしょうね。
【定番ファズ ◆ 税込・送料無料 ◆】ROGERMAYER CLASSIC FUZZ FACE【smtb-ms】【YDKG-ms】 |
Jimmy PageやJeff Beckも使用していたことでも有名ですね。
【送料無料】Rogermayer エフェクター Octavia オクタヴィア ロジャーメイヤー【smtb-u】 |
electro harmonix エフェクター LITTLE BIG MUFF ディスト—ション |
Fender / FENDER BLENDER CUSTOM【新宿店】 |
今、最も狙っているモデルです。オクターブファズにも、普通のファズにもなるようなので、使い勝手もよさそうですね。
特に基本的といえるFUZZといったらこのくらいでしょうか。MaestroのFUZZ-Toneなんかももしかしたら今後、復刻されるかもしれませんね。
それでは、次は現代のFUZZを紹介していきましょうか。基本形のFUZZとはまた違った、現代的な要素のあるFUZZですね。
- モダンファズ
オクターバー MXR M103 Blue Box |
Electro Harmonix(エレハモ)エフェクター Little Big Muff |
今年でたエレハモの新製品、「リトルビッグマフ」です。おもろいからこの名前でいこう、みたいな感じですかねw
サウンド的には、USAとRussianの中間的なサウンドと言われていますね。なによりボードへの組み込みがしにくかったBIG MUFFが小さくなった、というのは非常に魅力的、といえるんではないでしょうか。
ところで、ファズは基本的に非常に単純な回路です。そして、初期のファズに使われた「ゲルマニウムトランジスタ」が現在では入手困難で高値がついていることもあって、ファズの世界には現在、高級ハンドメイド製品が溢れかえっています。そんなハンドメイド品をいくつか選んで見ていきましょう。
- ハンドメイド系ファズ
【ファズ】MI AUDIO ( エムアイ オーディオ ) Neo Fuzz V.2 |
ツマミが大きいのが2つと、小さいのが4つ、さらに3モード切替のミニスイッチ搭載と、非常にサウンドメイクの幅を広げたモデルですね。
ただのFUZZにとどまらず、ここまでめいっぱいツマミをつけてしまうのは、さすがMI AUDIOですね。
しかしこれは面白そうですね。もはや伝説となった「あの」ファズを超えるか!見かけたら一度試してみたいものです。
【送料無料】Z.VEX Fuzz Factoryファズ vexter series zvexファズファクトリー FuzzFactory |
Z.VEX社をいっきにトップブランドへと引き上げたこの製品は、今後も伝説のファズとして残っていくでしょう。
たくさん用意したリンクは、左からそれぞれ、VEXTER SERIES、レギュラーモデル、Laura Bennett女史によるデザイン、そしてプレゼントボックス仕様のリミテッドエディションです。ここに挙げた以外にも多数のデザインバリエーションが存在していて、このエフェクターの人気を物語っています。価格を抑えたVEXTER SERIES以外は、プリント基盤を使用しない完全ハンドメイド品なので、どうしても値段が上がってしまいますが・・・ノーマルな高品質ファズから発振系変態ファズまで、これだけ多彩な音作りができるのは他はほぼないですから(上に挙げましたneo FUZZはこれに匹敵するかどうか見ものですが)アーティストがこぞって使用するのも分かりますね。
今イギリスで大人気のバンド「Muse」のギタリストは、ギターの中にこの回路を組み込んで操っていますねw
さて、いかがだったでしょうか。そもそも非常に単純な回路から始まったこのファズは、今や多彩なモデルが登場し、クラシックタイプから変態系まで、様々なタイプがありますね。
単純がゆえにモディファイがしやすく、それが積み重なってこれだけのラインナップが登場した、と考えると、歴史の重みを感じます。
特に最後に紹介しましたハンドメイド系ファズは、数え切れないほどの製品が出ています。今後もレビューやレポート、そして新製品のコーナーでいろいろ紹介していくとは思いますが、なにしろ数が多いものですから、積極的にご自分で試されることをオススメします。
基礎編はこのあと・・・どうしようか?モジュレーション系の、コーラスから見ていくことにしましょうか。