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「Ibanez TSMINI Tube Screamer Mini」を弾いてきました!レポートします!


2015年、最初の衝撃として大きな話題となったエフェクター、ミニサイズの本家TSペダル「Ibanez TSMINI Tube Screamer Mini」。
まだまだ品薄が続いているようですが、そのペダル、ようやく試せたのでレポートしたいと思います。
では、いってみましょう!

Ibanez TSMINI Tube Screamer Mini

こちらが、そのTSMINIです。冒頭の写真の通り、今手元にあるんですが、細かいレビューは後にさせていただくとして、今回は軽くお店で弾いた感触をレポートしていきます。
史上最小のTube Screamerであり、Mooer Green Mileを思わせるノブ配置が印象的なミニサイズペダルです。コントロールはLevel、Tone、Overdrive。中央の大きなノブがOverdriveとなっており、右がLevel、左がToneというノブ配置は、これまでのTSシリーズでは初となる形です。筐体サイズも、もちろん初。TSアンプを除くTSシリーズで初めて、電池駆動不可のペダル。まさに初物づくしです。
IbanezのTube Screamerといえば、ここ最近のプレイヤーにとって、「少し価格帯の高いペダル」だったのではないかと思います。ハンドメイド系と比べれば手頃ですが、多くのBOSSペダルより少し上の価格帯のもの。もちろんMooerを始めとする激安の価格帯では考えられなかったのかもしれません。
ですが、歴代のTube Screamerを見ていると、Ibanezとしては別に「お高くとまる」つもりはないように思います。TS7、さらにはTS5など、「低価格ペダル」を求めたと考えられるモデルも存在しているからです。今回のTSMINIも、リイシューモデルとは違う、低価格普及帯のモデルとして考えると辻褄が合うように思います。
また、歴代のTSシリーズを見てみると、TS808、TS9、TS10、TS5、TS7と、それぞれ型番に番号が振られていました。現在は基本的にTS808およびTS9の復刻、またはその発展系のモデルばかりですが、今回のTSMINIは、番号がついていません。
これが何を意味しているのかはIbanezにしか正しいことは言えないと思いますが、推論としては、やはり「TS808」でも「TS9」でもないモデルであり、かといって「新しい番号」を振る必要性も無い、ということではないかと思います。この考えは、実際に音を出してからも変わっていません。なぜか、ということはこの後のレポートなどから分かると思います。ではレポートしてみましょう。

  • セッティング

Fender USA American Standard Stratocaster


Ibanez TSMINI Tube Screamer Mini

Roland JC-120
Roland JC-120
いつものストラトとJCの組み合わせです。
 

  • 操作性

チューブスクリーマーらしい、というかモディファイTS808みたいな感じで、スラントされたケースに機械式トゥルーバイパススイッチという独特のスタイルですが、操作性としては正直、Mooerペダルと変わりません。何も迷うことなく使えるシンプルさがあり、そこはとても良い部分だと思いますが、やはり上2つの小さなノブがどこを指しているのかは分かりにくいです。まぁ、1度設定してしまえばそうそう変えない部分だと思いますので、そういう意味ではノブ配置は正しいですね。ついでに、中央のOverdriveノブは、7角形の先端のところが少し鋭く、そこが少し安っぽくは感じました。とはいえ、別に操作しづらいということもありません。価格などを考えれば十分以上の出来だと思います。
 

  • サウンドレポート

では、音について。
ノブを真ん中にして音を出して見ると、予想通りの音色が出てきました。内部パーツはSMT(実装パーツ)が用いられ、“JRC44558”のOpampも実装タイプのものである、ということは事前に知っていたんですが、いろいろなTSペダルを知っている方なら、ここまで書けばだいたい音の予想はできると思います。そう、その通りの音です。
どういうことか。現在のスタンダードなチューブスクリーマーであるTS808TS9と比較すると、若干音が軽く、そして明るく感じられます。ローが出ていないとか、ハイが強いとかそういう意味ではなく、歪みそのものの質感、なのでおそらく倍音特性の違いによるものです。ある意味、モダンな音色。ですがレンジはけして広くはなく、ミッドが強い音色ですが強すぎることもなく、上手くバランスされた音色です。
この音色を良いと思うか悪いと思うかは、このペダルに何を求めるかによって違います。もし、このペダルにヴィンテージTSサウンドを求めるなら、それは思っていたのと違う音となるかもしれません。ですが、このペダルにスタンダードで使いやすいオーバードライブトーンを求めるなら、まさに正統派。中道の中の中道のような音色です。よくある「オーバードライブサウンド」そのものの音が、ここに入っています。
ゲインを絞れば適度にクリーンで濁りは少なく、スムースさも十分にあり、軽く粘りもあり、アンサンブルの中で埋もれにくいサウンドでありながら、ヴォーカルを邪魔するほどミッドが強くは出ない。Arion MTE-1をはじめとする、低価格TS系サウンドを凝縮したような音色です。良くも悪くもチープさもある音色ですが、その音色は誰がどう聞いてもTSサウンドそのもの。ヴィンテージとは違いますが、間違いなく使いやすい、良い音です。
そして、この音こそ、型番に番号が付かなかった理由ではないかと。TS808ともTS9とも違う音です。ですが、新しいTSサウンドかというとそうではありません。しかし間違いなくTSサウンドです。新型番が付くほどではなく、かといって808や9の型番を付けると、それは違うような気がする・・・そんな音色だと思いました。

褒めているのか貶しているのかと思われるかも知れませんが、正直、このペダルはすごいと思います。Ibanezはよくこの価格で、日本製で、これを出したなと。細部の作りとかは当然安さも感じますが、なによりこのデザインとサイズ、音色、パッケージがどれも素晴らしくバランスされています。あとは、それぞれがどんな「TSサウンド」を求めるかによって、良いと思うか悪いと思うかは変わってくるところですね。
そして何よりも可愛らしいペダルです。手元、足下にあるだけでほっこりするような、そんな癒しも備えたペダルだと思います。個人的には大好きですが、「TSの音」に拘りのある人は、一度試奏する方が良いかも知れません。スタンダードなオーバードライブが欲しい人は(好みに合うかどうかはともかく)、持って置いて損は無いペダルだと思います。

サンプルムービー

今、実はレビューしたいTS/TS系ペダルがたくさん溜まってきています。少ししたら、連続でTS系レビューもやってみようかと思っています。
 
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