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ギター用エフェクター フランジャー基礎編 〜定番からハイエンドまで〜

さて、今回はフランジャーの定番モデル、そしてよりハイエンドなモデルを見ていきたいと思います。
では、いってみましょう!
フランジャーとコーラスは基本的に同じであることを前回書きましたが、なかなかエフェクトとしての「フランジャー」って、特にハイエンドなものは少ないですね。理由としては、「効果が強烈」である点が挙げられます。効果が強烈であるがゆえに、「部品ごとの音の違い」が表れにくく、そのためあえて「ハンドメイド」であるとか「高品位」であることを強調することに意味がない、ということが考えられます。
実際、より薄い効果の「コーラス」は、基本的な仕組みは同じであるにもかかわらず、非常に多くの製品、特に「ハイエンド」といわれる製品が売り出されていますし、実際、「同じような深さ」で掛けても機種ごとの違いが明らかに大きいと思います。
この点を逆に考えると、「フランジャー」をお探しの場合には、純粋に「機能」で考えてもいいのではないかと思うのです。例えば、ライブ等で繋ぎっぱなしにすることを前提とされているならば「トゥルー・バイパス」であるとか、主に強烈な飛び道具として考えている方なら、「強烈さ」など、それぞれの基準で選ぶことができる、という意味では、「何を買えばいいか」ということを考える上でとても分かりやすいのでは、と思います。
もちろん機種ごとの音の違いはあって当然で、こだわる方はたくさんおられると思いますが、この「フランジャー」というエフェクターは、最も選びやすいエフェクターの一つだといえるのではないでしょうか。
・・・という前置きをさせていただいて、本題に入っていきたいと思います。主に機能に重点を置いて紹介していきますね。

まずは「定番」BOSSから見てみましょう。搭載されるコントロールはManual、Res、Depth、Rate、Modeとなっています。
ここで、それぞれのコントロールを、仕組みと照らし合わせて説明してみます。Manualはいわゆるディレイタイムを表しますが、通常とは逆回転で、右に回すほどディレイタイムが短くなります。ディレイタイムが短くなると、フィルタリングされる場所がより高域に移り、結果的に音としては中低域によった音が出るようになります。
Resはレゾナンスで、ディレイのフィードバックですね。上げてやるとより強烈な効果となります。DepthとRateはLFOに関する設定部分で、DepthはLFOの周波数帯、Rateは変動周期となります。
さて、このBOSS BF-3は4つのモードを備えています。ULTRA、STANDARD、GATE/PAN、そしてMOMENTARYとなっています。ULTRAはより強烈な効果ということですね、LFOの可変幅やフィードバックを多くしたりしているのでしょうか。STANDARDはまさに基本的なフランジャー、GATE/PANは、モノラル時には音量の変化を押さえ、ステレオ字にはエフェクト音を左右に振ることができるようです。
特徴的なのはMOMENTARYモードで、これはフットスイッチがいわゆる「アンラッチ式」となり、踏んでいる間だけフランジャーがかかるモードです。また、このフットスイッチはMOMENTARYモード以外の時には2秒間踏むことでタップテンポモードへと移行できます。
BOSSらしい機能満載のモデルですね。より多機能を求める方にオススメできると思います。

 Ibanez FL9 Flanger

 Ibanez FL9 Flanger
価格:15,750円(税込、送料別)

Maxon(マクソン)エフェクター FL9

Maxon(マクソン)エフェクター FL9
価格:27,720円(税込、送料込)

Ibanez、Maxonとも共通筐体の「9」シリーズのフランジャーです。コントロールはどちらもSPEED(=Rate)、WIDTH(=DEPTH)、REGEN.(=Res)、DELAY TIMEとなっています。深さ(Depth)を「広がり(Width)」としているあたりがいいですね。
さて、約1万円の価格差があるIbanezとMaxonの違いですが、Ibanezはごくごくシンプルなものとなっているのに対し、Maxonは「ステレオ仕様」「トゥルー・バイパス」「ノイズリダクション搭載」と、より実戦志向となっています。これは何を求めるか、の違いで選らばれるといいと思います。サウンドとしては、どちらかといえば浅めのフランジャーで、原音がしっかり残ったハイファイなタイプのようですね。

MXR M-117R FLANGER 【フランジャー】

MXR M-117R FLANGER 【フランジャー】
価格:20,580円(税込、送料込)

BOSS、IBANEZと来まして、それと並ぶものといえばやはりMXRでしょうね。特にフランジャーとしてはこのMXRのものが最も有名かもしれません。写真右のものはEVHのシグネチャーモデルですね。コントロールはMANUAL、WIDTH、SPEED、REGEN.となっています。MXRらしい強烈なかかりかたが特徴です。
EVHのシグネチャーには、「Unchained」や「And The Cradle Will Rock」といった曲のフランジをプリセットした、「EVHスイッチ」が搭載されています。なによりも見た目がいいですね。

Fulltone Choralflange〈コーラス/フランジャー〉

Fulltone Choralflange〈コーラス/フランジャー〉
価格:52,290円(税込、送料別)

こちらはハンドメイド系メーカーには珍しいフランジャーです。といってもコーラスとフランジャーのセットとなっています。
コントロールはDelay Time、Mix、Depth、Rateとなっており、Mixはダイレクト音とエフェクト音のバランスを調整します。
さらに、コーラス/フランジャー切り替えスイッチ、 Narrow/Wideスイッチでは、おそらくLFOの周波数レンジを1オクターブ/2オクターブで切り替えます。より幅広い動きをさせることができるようですね。
また、ON/OFFでの音量差を調節するヴォリュームアジャストノブ(小さなトリマですが、外部から操作できます)を搭載しています。
RATEにあわせてLEDが点滅するなど、分かりやすい配慮もいいですね。コーラスとしても非常にすばらしいもので、CE-1系の暖かみのある音を得意としているようです。
 
というわけで、さまざまなフランジャーを見てきましたが、オーバードライブのように数が多くない変わりに、それぞれの住み分けができていて面白いですね。
次回はいよいよ、ディレイの項目に入っていきます。非常に深いエフェクターですので、ディレイはゆっくりと時間をかけて見ていきたいと思っています。



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